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他の就活生とは違う!企業の本質を見抜け!有価証券報告書の見方①

志望している企業の有価証券報告書、あなたは見たことがありますか?

業界・企業研究

作成日:2015年11月26日  更新日:2019年12月11日

ざっくり言うと

  • 有価証券報告書とは?
  • 分析するとこんなことがわかるんです
  • 難しくない?分析の仕方とは

はじめに

企業研究のやり方って何が思いつきますか?
-業界地図
-会社説明会や業界セミナー
-OB訪問
-企業のHPまたは就活サイト
-2chなどのインターネット情報

など、これらが大多数の就活生が利用している方法でしょうか。

これらメジャーな企業研究方法には1つのある共通点があります。それは「他人から得た情報であるからして、いかに真実かわからない」ということです。この点は企業研究で最も就活生が陥りがちなNGポイントで、就活生は意外と企業の大げさな説明やネット上の真偽がはっきりしない情報を鵜呑みにしがちなのです。

では、正確な情報で企業研究したいあなたは何を使いますか?
他の就活生と差をつけた人は是非この方法をオススメしたいです。

有価証券報告書

オススメしたいのは、「有価証券報告書」です。
有価証券報告書は、監査法人という監査専門の会社が定期的に調査をし、ある程度の保障を約束された状態で世に公表されているものです。
なので、上記に述べた明確な理由がないものよりもはるかに正しい情報を与えてくれます。

例えば…

-ある年の売上が1億円の企業Aと一方で売上500万円の企業Bがあるとします。これだけ聞くとAの方が優秀な企業に見えます。しかし、その売上をあげるために費用を企業Aは2億、一方で企業Bは100万円かけているという新たな情報が追加されたらどうでしょう?こうなると企業Bの方が資源をうまく利用し効率よく売上をあげていることがわかりますよね。

この情報提供を果たしてくれるのがまさに有価証券報告書なのです。

業務内容が同じで他に比較する場面がわからないときにぜひ活用してみてください。

探し方

①「EDINET」を検索

書類簡易検索をClick

③調べたい企業名を入れ、検索する
(※登録企業名がカタカナ、英語によって検索ワードに引っかからない可能性があるので、該当しない場合他の検索名で試してみると良いです)

④検索結果の中から該当企業の提出書類名をClick
(書類には半期報告書(6カ月分)、四半期報告書(3カ月分)、有価証券報告書(1年分)があります)

⑤基本的に連結貸借対照表連結損益計算書から数値をとって計算に使用する

今回は例として「武田薬品株式会社」と「アステラス製薬株式会社」を用いています。

分析しよう(1)-収益性分析

収益性分析とは、企業がどのくらい無駄なく利益を出しているかが分かる指標です。
様々な指標がありますが、今回はその中でも情報収集に有効な指標を紹介します。

総資産利益率(ROA):
企業の全ての資産をどれだけ効率的に運用して利益を生み出しているかを示します。高ければ高いほど効率的な経営を行っていることになる。
総資産利益率=純利益÷総資本(資本合計)×100

売上高伸び率:
単純な売上高を見るのではなく、以前の売上高と比較することで企業の売上高における成長率がわかります。
売上高伸び率=(当期売上高-前年同期の売上高)÷前年同期の売上高×100

使用総資本回転率:
一定期間にどれほど資本を活用できたのかを示す指標であり、高ければ効率よく資本を用いており、一方で回転率が低ければ経営効率が悪いということになります。
使用総資本回転率=売上高÷総資本

(考察)
2社を比較すると、ROAはほとんど変わりませんが売上高伸び率、回転率はアステラス製薬の方が上ですね。武田薬品の方が売上自体は高いですが、効率よく経営しているのはアステラス製薬のようです。

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