エントリーシート(ES)と履歴書の違いは? 書き方・送り方などESの準備知識まとめ

就職活動でよく耳にするエントリーシート(ES)は、企業へのアプローチの第一歩となります。エントリーシートの内容によって、応募者の最初の絞り込みをする企業も少なくありません。このため、希望する企業の選考において、良いスタートを切るためにもエントリーシートについて事前にしっかりと理解し、準備しておくことは大切です。 そこで、エントリーシートの書き方のルールや履歴書との違い、自己PRや志望動機といった具体的な記載内容、さらに送付の方法まで詳しく紹介します。

エントリーシート 

2017.07.11

ざっくり言うと

  • 履歴書は過去の自分の略歴を記入し、ESはこれからの自分の可能性について記入する
  • エントリーシートは基本的な書き方をまずマスターするべき
  • 提出方法は郵送が一般的

エントリーシート(ES)と履歴書ってどこが違うの?

略して「ES」と呼ばれるエントリーシートは、自分のことについて企業にアピールするための書類です。しかし、企業に対して自分を紹介する書類には履歴書もあります。
就職活動に必要なこの2つの書類を同じものであると考えている人もいるかもしれませんが、全く別の書類です。

まず、この2つの書類は記載する内容が異なっています。
一般的な履歴書の項目は名前や住所、連絡先などのほか、学歴や取得している資格、志望動機などです。
対して、エントリーシートでは志望動機のほか、入社後にやりたいことや数年後の自分のキャリアプランといった内容を記載します。つまり、履歴書は過去の自分の略歴を企業に記載し、エントリーシートはこれからの可能性について企業に知ってもらうための情報を記載するのです。

また、この2つの書類は手に入れる方法も異なっています。
履歴書は市販されているため、文房具屋や書店、コンビニエンスストア、大学の売店などでも手に入れることが可能です。
一方、エントリーシートは市販されているものではありません。企業が自ら用意し、自社のHPからのダウンロードで用意したり、説明会で希望する学生に配布したりします。
それぞれの企業が学生に質問したいと思う項目を集めて作っているため、エントリーシートの内容は企業によって異なっているのです。

エントリーシート(ES)の書き方~修正方法など基本ルール~

"エントリーシートは、企業からの第一印象を悪くしないためにも基本的なルールに則って書く必要があります。

おさえておくべき書き方のポイントのひとつが、書き間違いをしてしまったときの対処法です。原則としては誤字脱字があった際には、もう一度最初から書き直すことが基本となります。しかし、企業のHPからのダウンロードといった方法ではなく、説明会などでの配布で手に入れた場合にはエントリーシートが1枚しかないという場合もあることでしょう。そのような際には間違った文字に重ねて2本の横線をひき、訂正印を押したうえで正しい文字を書くという方法をとります。決して修正液は使用しないようにしましょう。

2つ目のポイントが、省略はしないということです。普段住所を書く際には都道府県を省略して書いている人でも、エントリーシートでは都道府県からすべてを記載し、番地は「1-2」といった書き方はせずに「1丁目2番」と略さずに書きます。また、学校名を書く必要がある場合も、たとえば「高校」のような略称で記載せずに「高等学校」と正式名称を書くことが基本です。

そして3つ目のポイントとなるのが、ふりがなの書き方です。項目欄に「ふりがな」と平仮名で記載されている場合にはひらがなで、「フリガナ」とカタカナで記載されている場合にはカタカナで記載しなければいけません。

最後の4つ目のポイントは、統一性を持たせることです。年号を記載する際には西暦と和暦どちらかに統一させます。送り仮名や漢字の使用もすべて同じ形にし、文章は「だ・である調」か「です・ます調」のどちらか一方に揃えることが必要です。そのほかにも基本中の基本として、水性インクのペンは避けて黒の油性インクペンを使用することや、捺印の必要がある場合にシャチハタは使用しないことなどもおさえておきましょう。"

エントリーシート(ES)の書き方~自己PRや志望動機など内容~

エントリーシートにPRや志望動機を書く際には、まずは企業が何を目的に書かせるのかということをしっかりと理解しておくことが必要です。
企業が求めているものを把握し、その答えとなるものを明確に示した内容であれば、採用担当者に自分を上手にアピールすることが可能となります。

一般的に、自己PRでは応募者の長所はその企業で活かせる能力かどうか、志望動機では熱意と今後の可能性が主点です。
このため、自己PRには仕事にも役立てられるような自分の長所について記載します。その際には、説得力を高めるような過去の具体的な経験のエピソードを添えると効果的です。

また、志望動機では入社後にどのような目標を持って仕事に取り組みたいのか、そのために自分の何を活かしていけるのかをできる限り具体的に書きます。
明確なビジョンを持って入社を希望しているとアピールすることで、入社後の将来性や仕事に対する意欲や熱意を感じてもらいやすくなるのです。

当然ながら、ビジョンはその企業だからこそ達成できると感じさせる内容でなければいけません。
企業の業務内容や方針と記載するビジョンの内容がマッチしていることが必須条件となります。

エントリーシート(ES)の送り方は?封筒・送付状はどうやるの?

エントリーシートを完成させたら、次は企業に提出します。
提出するには企業を直接訪れるという方法もありますが、郵送して提出するという方法が一般的です。
エントリーシートを郵送する場合には、必ず送付状を付けることがポイントです。送付状はパソコンのWordなどで作成します。

送付状の基本的な構成は、投函する日付を一番右上に、日付の下の行の左側に宛名を書きます。
宛名は会社名、部署名、採用担当者名の順に記載しましょう。
部署宛の指定がある場合には採用担当者名は記載せず、部署名の後に敬称として「御中」を付けます。
宛名の下の行には右寄りで差出人の情報を書きますが、内容は大学名、学部や学科名、氏名、住所、電話番号やメールアドレスなどの連絡先です。
連絡先に間違いがあると採用選考に関わる大切な連絡を受けることができなくなってしまうため、特に注意して記載しましょう。

差出人の下の中央部に送付状のタイトルを書きます。
たとえば「応募書類の送付につきまして」といったタイトルです。
タイトルを記載したら本文に入ります。頭語で始め結語で締めるほか、初めの一文では時候の挨拶を入れます。
結語の下の中央に「記」と記載したら、内容物となるエントリーシートと枚数を書き、最後に「以上」と書いて完成です。

完成した送付状とエントリーシートはA4サイズのクリアファイルに入れ、角2サイズの封筒に入れて送付します。
封筒の表には宛先を、裏には差出人を記載しますが、表面の左端には赤ペンで「エントリーシート在中」と書くことがマナーとなっていますので、忘れることがないよう注意しましょう。