就活「iターン」「uターン」「jターン」とは

都市部の大学では、就活の際に「iターン」「uターン」「jターン」という言葉を聞くことも多いのではないでしょうか。 これらは人口還流現象を表す言葉で、就職をきっかけとした人口の移動の様を表しています。「uターン就職」は聞き覚えがある人も多いかもしれません。 では、ほかのものはどのような意味があるのでしょうか。どれも地方への就職を考えている人は知っておきたい言葉です。それぞれの特色や実例を上げながら紹介していきます。

2017.09.26

ざっくり言うと

  • タイプ別に場所の選び方等のポイントを知っておくと有利
  • どのタイプにおいても、余裕を持ったスケジューリングが重要

就活でよく聞く「iターン」とは

最近よく聞くようになった「iターン」、これはアルファベットの形通り、生まれ育った場所とは違う所で就職するケースを指します。
出身地以外での就職を全般的に意味しますが、特に都市部から地方へ移動することを指します。都市部で育ち、都市部の大学を出て、地方で就職するという形です。

iターン就職の動機としては、地方へのあこがれ、自然豊かな生活環境を求める気持ち、地方への労働力の貢献など様々です。職種によってはその地方に雇用先が多いという場合もありますし、その土地ならではの仕事もあります。そのような職を希望する場合、おのずと「iターン」というケースになるのです。
最近では、地方自治体が働き手を呼び込む活動も盛んになり、地域の発展や社会貢献などを意識したiターン就職も増えています。

iターン就職の場合は、今まで生活していた土地とは全く違う所へ行くわけですから、生活の基盤を作ったりその土地に慣れたりすることも考慮する必要があります。就職後は、その土地で長く暮らしたり、勤務先によっては支店と支店を渡り歩いたりするケースもあるようです。

「iターン」と「uターン」「jターン」の違い

iターンは地元である都市部から別の地方地域へ移動し就職することを指しますが、ほかの2つはどう違うのでしょうか。

「uターン」は、地方から進学のために都市部へ出てきて、卒業後は地元に帰って就職するタイプです。
進学のためだけに一時的に居住を移しているので、結局生活の拠点となるのは地元である地方都市という考えによります。iターンと同じく地方での就職になりますが、決定的に違うのは、就職地が出身地と同じだということです。住み慣れた土地での就職なので、同じ地方での就職といっても事情が変わってきます。

もう1つの「jターン」は、地方出身者が進学のために一度都市部へ移り、卒業後は地元とは異なる別の地方地域へ就職するというタイプです。
このjターン就職のiターン就職と異なる点は、都市部の出身ではない地方出身者が、進学先の都市部でもなく、出身地の地方でもない別の地方へ就職を決めるところです。uターン就職のように地元へ帰るわけではなく、進学先の都市部よりも地元にほど近い中規模地方都市圏での就職が多く見られます。
その主な理由として、地元での求人状況や都市部での生活よりもおだやかな地方地域を選びたいというもの多いようです。

iターン就活をする際の場所の選び方などポイント

iターン就活のパターンとして、元々ある特定の地域での就職を希望している場合と、漠然と地方での就職を希望している場合の2つに分けることができます。
前者の場合はすでにどこで働きたいのかが明確になっていますが、後者の場合は就職先の地域を選ぶところが大きなポイントとなります。

iターン就活は他の「地方就職」と比べて、今まで暮らしていた都市部とは全く違う「地方」という場所で就職することになるので、就職先の地域の情報収集が難しいことがあります。
その土地の風土や産業などを調べ、将来のビジョンを読み取っていくことがポイントです。地方就職者向けのセミナーやその地域が行っている案内などをチェックし、情報収集を進めていきましょう。
その中で伸びている地場産業や新しい地域活性の流れを知ったり、希望とする業種や職種の企業を見ていくことで具体的な目標を定めていったりすることが可能になります。

実際の就職活動の際は、距離があるので、他の予定と調整し、夜行バスや新幹線等移動手段を押さえたりするなどのスケジューリングをしっかり行うことがコツです。早めの準備で計画的に行いましょう。

uターン就活をする理由と実施のポイント

一度進学のために都市部へ出た後に地元に戻る「uターン就職」を選ぶ人も少なくありません。
その理由はさまざまですが、都市部での就職と地元での就職を比べた際に、地元の方が就職しやすいというケースがあります。物価や生活環境などの違いから都市部での就職や生活を選ばないという人、生活基盤のある親元や地元で暮らしたいという人も多くいます。また、家業を継ぐ、地元企業への関心や愛着があるというのもuターン就職の理由のひとつです。

実際にuターン就活をする際のポイントとなるのは、情報収集力です。
地元企業でも優良企業や人気の職種の場合は、地元の学生だけでなく、都市部の学生によるiターン、jターン就職先として競争率も高くなります。地元だからと安心して出遅れることがないよう注意しましょう。
特に都市部と地元、2箇所で並行して就活を行っている人は、優先順位のつけ方を慎重に行う必要があります。