業界研究 世界で戦う鉄鋼業界、今後の需要はどうなる。。

世界業績ランキング1位欧州企業、2位日本企業。ランキング10位のうち6社は中国企業?!中国の動向は鋼材市況に大きな影響を及ぼしています。私たちの生活に欠かせない金属。船舶や鉄道、自動車などの輸送機にはたくさんの鉄が使われています。世界情勢の影響はどう受けるのか??

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2018.01.14

ざっくり言うと

  • 鉄鋼業界の業績、年収ランキング
  • 世界では欧米企業が1位、日本企業が2位
  • 中国の影響が大きい

はじめに

私たちの生活に欠かせない金属。
身の周りの家具やインテリア、家電
船舶や鉄道、自動車など輸送機は鉄がたくさん使われています。
マンションやビルも同様に鉄が必要不可欠です。

日本初の本格的な一貫製鉄所として創業したのは
1901年に創業に創業開始した「官営八幡製鉄所」

第二次世界対戦後、世界の鉄鋼業界は
豊富な資金力を持った日米欧の先進国メーカーがリード。

しかし、1980年以降国内市場の成熟化とともに、
先進国メーカーの成長は鈍化。
一方で経済力をつけてきた新興国(中国やインドなど)の
鉄鋼石や石炭を豊富に産出する鉄鋼メーカーが台頭し始めました。

これにより鉄鋼業界は世界的な生産過剰に陥り、価格競争が激化。
先進国メーカーは競争強化のためにM&Aを繰り返し
経営規模を追求せざるをえなくなりました。

まずは日本国内の鉄鋼業界の動向
次に世界の動向を説明します。

鉄鋼業界の業種一覧

□高炉メーカー:高炉で銑鉄を製造。そして鋼塊を製造する企業
□普通鋼電炉メーカー:電気炉により鋼塊を製造。鋼塊から普通鋼鋼材を製造する企業。
□特殊鋼電炉メーカー電気炉により鋼塊を製造。そして、特殊鋼鋼材を製造する企業。
□フェロアロイメーかー:製鋼原料のフェロイアロイを製造する企業
□単圧メーカー:他者からの鋼材を冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板などにする企業。

市場規模:約18兆円

就業人口:21万人

鉄鋼業界の国内総出荷額:17兆8,419億円と巨大なマーケット

業績ランキング

1位 新日鐵住金
2位 JFEホールディングス
3位 神戸製鋼所
4位 日立金属 
5位 日新製鋼

平均年収ランキング

1位 JFEホールディングス(966万円)
2位 日立金属(766万円)
3位 東洋鋼鈑(722万円)
4位 大同特殊鋼(719万円)
5位 パウダーテック(707万円)

新日鐵住金株式会社

鉄鋼業界シェア1位の新日鐵住金

シェア率は34.2%
売上高は5兆5161億円
巨大な市場を持つ鉄鋼業界の3割を占めている
新日鐵住金の業績は相当高いと言えるでしょう。

<基本理念>
新日鐵住金グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、
優れた製品・サービスの提供を通じて、社会の発展に貢献します。

<経営理念>
1.信用・信頼を大切にするグループであり続けます。
2.社会に役立つ製品・サービスを提供し、お客様とともに発展します。
3.常に世界最高の技術とものづくりの力を追求します。
4.変化を先取りし、自らの変革に努め、さらなる進歩を目指して挑戦します。
5.人を育て活かし、活力溢れるグループを築きます。

本社:東京都千代田区丸の内
事業内容:製鉄、エンジニアリング、化学、新素材、システムソリューションの各事業
資本金:4,195億円
従業員数(連結):92,309名(2017年3月31日現在)
上場取引所:東京、名古屋、福岡、札幌

※新日鐵住金株式会社HPより

JFEホールディングス株式会社

次いで業績2位のJFEホールディングス
売上高は3兆8503億円

JFEホールディングスはもともと
NKKと川崎製鐵が統合したことにより2002年に誕生。
海外進出に積極的な姿勢を示している企業です。

年収は業績1位で平均年収は966万円(年収ラボより)

本社:東京都千代田区内幸町
設立:2002年9月27日
資本金:1,471億円
従業員数:60,439人(連結ベース)(2017年3月末現在)
上場取引所:東京、名古屋

<企業理念>
JFEグループは、常に世界最高の技術をもって社会に貢献します。

<行動規範>
挑戦。柔軟。誠実。

※JFEホールディングスHPより

日立金属株式会社

日立金属

業績ランキング4位、平均年収ランキング2位の日立金属
売上高は9,105億円(2016年度)
平均年収は766万円(年収ラボより)

日立金属の平均年収は近年大幅な増加傾向に
日立金属は日立グループの中の鉄鋼業や金属業に
特化した部門で自動車関連をメインとしている企業です。


本社:東京都港区港南
設立:1956年月10日
資本金:26,284万円
従業員数:28,754名(グループ連結)
(2017年3月末現在)

※日立金属株式会社HPより

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新日鐵住金本選考情報①
新日鐵住金本選考情報②
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鉄鋼メーカー世界ランキング

1位 アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)
2位 新日鐵住金(日本)
3位 河北鋼鉄集団(中国)
4位 宝鋼集団(中国)
5位 ボスコ(韓国)
6位 沙鋼集団(中国)
7位 鞍山鋼鉄集団(中国)
8位 武漢鋼鉄集団(中国)
9位 JFEホールディングス(日本)
10位 首鋼集団(中国)

世界1位はルクセンブルクのアルセロール・ミタル

世界1位の鉄鋼メーカーは、
ルクセンブルクのアルセロール・ミタル
欧州4大鉄鋼メーカーの一角であったルクセンブルクのアセロールと
オランダのミチル・スチロールが06年に経営統合して発足。
量的拡大、国境を越えたM&Aで巨大化した多国籍企業。

世界2位は新日鐵住金株式会社

第3位は河北鋼鉄集団(中国)
第4位、6位、7位、8位、10位と
ランキング10位のうち6社が中国勢です。

中国が与える影響は大きい

中国の動向は、鋼材市況に大きな影響を及ぼしています。
中国の国営メーカーが地域の雇用を維持するため
高稼働を続けた結果、鋼材の過剰供給が常態化しました。
世界的な需給のバランスが崩れ日本の鉄鋼各社を
鉄鋼価格、原料コストで追い込んでいます。


鉄鋼業界は日本国内に目を向けると景気減退や人口減少
住宅着工の減少、公共事業の発注減などと
衰退していくように思えますが、
海外に目を向けると、人口の多い新興国の発展や建物の建築需要、
自動車や情報電子機器の購買、インフラへの投資など
まだまだ鉄鋼業界の需要は望めます。

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まとめ

日本経済を支える鉄鋼業界は中国の躍進によって厳しい競争になっています。
また、景気に左右され、営業利益が上がらない状況に陥るなど、
さまざまな困難に直面している状況です。
しかし、企業の再編や海外企業と積極的に協力し、状況を改善することでしょう。

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