就職偏差値で見る文系・理系、業界別の特徴とは

ウワサの就職偏差値。「偏差値」と聞いてドキリとする方も多いのではないでしょうか。 聞いたことはあるけどイマイチわからない。一体どこが算出しているのか?どこまで信用したらいいのか?そして、文系・理系や業界別の違いはあるのか?? そんな気になる就職偏差値について徹底解決します!!

業界・企業研究 

2018.02.27

ざっくり言うと

  • 就職偏差値を作ったところは2chだけではない
  • 文系と理系で就職偏差値に違いがある。また業界によっても違いが!
  • 就職偏差値は選考の難易度を知る参考にはなる。真実は自分の目で確かめることが重要!

そもそも就職偏差値とは

・偏差値といえば…
偏差値と言えば大学受験を思い出す方も多いかと思います。
つまるところ大学の学力のレベル。自分のレベルがこれだけだから、この大学なら入れるだろう、という指標ですよね。

・就職偏差値とは
「就職偏差値とは企業ランキングの一種である。ちまたの就職人気企業ランキングに惑わされることなく、真に素晴らしい就活の企業選びを実現するためにある。」
(2chより転載)
2chでは上記のように定義し、偏差値を決める基準を以下の3つに定めています。この順番でランク付けされているそうですね。
①W内定で選ばれる企業
②内定者の学歴
③就職難易度

・知っていますか?就職偏差値の本当の意味
ところが、実は就職偏差値については、2通りの意味があります。
1つは上記にも転載したとおり、大学の偏差値と同様に、企業の入社難易度や人気度から数字を決め、ランク付けして就職活動の指標とするものです。
大学の偏差値の印象からこちらのイメージが強いかもしれませんが、こちらはあくまで2chや電子掲示板で俗語的に使われている「就職偏差値」の意味。
実際にはもう一つの意味、「就職活動に必要とされる能力を偏差値という形式で数値に表したもの」が就職偏差値です。

2chが元ネタ?就職偏差値はどこが算出しているのか

就職偏差値をネットで検索すると、ランキングのまとめがたくさん出てきますよね。
それも随時更新されて、どれが最新かわからない状況になっているのが現実。
いったいどれが真実で、これらの数字はどこが出しているのでしょうか。

・元ネタは2chではなかった
就職偏差値は、2chのものが元ネタではないようです。
実際にインターネットでテストを受けると、就職活動に必要な能力が数値化されるとのこと。
数々の質問に答え、その解答から基礎能力を判別。
出身大学や研究内容、性別や年齢などから潜在能力を判別し、過去のデータから業界適応率、内定確定率などを判定できます。
こちらのテストは株式会社ギジネスというところが行っています。

・世間的には2chが一般的?
ですが、一般的に「就職偏差値」というと2chの方を指すことが多いようです。
こちらは実際に就職している社会人の声や、就職活動の中で学生が感じたこと、知り得た情報を基に作成している、企業のランキング。
企業に対する、就労者側からのフィードバックと捉えることもできますね。
情報は常に生の声が反映され、ランキングは懇親され続けています。

・その算出方法とは
①W内定で選ばれる企業、②内定者の学歴、③就職難易度を基準に算出しているそうです。
その根拠となるデータを、実際にその企業で働いている社員や選考を受けた学生が提供しているのが大きな特徴。
みんなで作っている感はあるかと思いますが、完全に個人の主観によるものなので、正確なデータと呼べるかどうかは怪しいものです。

文系と理系で就職偏差値ランキングに違いが!

文系と理系とでは、企業の数も求める学生の質も変わってきます。
就職偏差値にはどのように影響してきているのでしょうか。

・文系学生が入れる企業って?
文系学生が入りやすい企業というのは、専門性の高い理系に比べてかなり幅が広いと考えてよいでしょう。
例えばメーカー、薬品などは名前だけを聞くと理系科目が必須と思いがちですが、それらの企業も専門分野の人ばかりで構成されているわけではありません。
営業や経理、総務、人事など、会社には実にさまざまな人がかかわっており、文系学生はそれらのどこにでも対応できる柔軟性を持っています。

また、システムエンジニア、いわゆるSEなど学生時代にはかかわってこなかったような分野でも、学べばできるというものならチャレンジしてみるのもよいでしょう。

・文系の就職偏差値ランキング
選択肢の多いことが要因になっているのでしょうか。就職偏差値ランキングを見ると、一見「給料が良い」「知名度が高い」「かっこいい」と思われる企業が上位に多くランクインしているようです。
ベスト3は以下の通り。

1位:不動産
給料の良さ、ブランド力の強さで圧倒的な人気を誇るのが不動産。
仕事が大変であることを差し置いても就職したいと考える学生が多いようです。

2位:政府系金融機関
国の資金で運営しているので、安定しているという点では右に出るものはいないでしょう。
「政府」という巨大なネームバリューも魅力のひとつ。

3位:コンサル
何といってもかっこいい。そして給料が良い。
もちろんそれに見合った努力が必要なこともお忘れなく。

文系就職偏差値ランキングをもっと詳しく知りたい方はこちら⬇︎

就職偏差値から考える文系学生が就職したい企業とは
https://rebe.jp/column/detail/5567?year=2020

・理系学生が入れる企業って?
上述したように、理系企業には専門性の高さを求めるところが多い印象です。
研究のために大学院まですすむ理系学生も少なくなく、大学院卒の初任給が若干高いのも、大学院でしっかり専門性を極めていることが前提にあるからこそ。
もちろん、理系学生でも営業や内勤事務を選択することはできますが、せっかくお金と時間をかけて学んだのですから、専門性を生かした職業に就きたいものです。

・理系の就職偏差値ランキング
そんな理系学生の就職偏差値ランキングなので、学生時代に学んだことを生かしたい、という声が多く、上位に食い込んでいるのはどちらかといえば給料の良さより専門性が高い企業ばかりのようです。

1位:IT系
幅広い分野ですが、SEをはじめとするパソコンやシステムに強い学生におすすめです。
理系はもちろんのこと、文系でもパソコンに詳しいというだけでチャレンジできる可能性のある分野。

2位:研究所
学生時代、研究することの楽しさを知った理系学生が志望する分野。
イメージですが、白衣を着て日々生活に役立つ製品の開発研究に努めるなんて、いかにも縁の下の力持ちという感じでかっこいいですね。
新しい発見をする楽しみもありそうです。

3位:インフラ(通信・放送・交通)
学生時代に学んだことを生かしたいから、という理由で入る学生が多いようです。
古くからある大手企業が多く、人々の生活に必要不可欠なインフラということもあり、安定していて、長く勤めればそれなりの高給が見込めるのも魅力。

理系就職偏差値ランキングをもっと詳しく知りたい方はこちら⬇︎

就職偏差値から考える理系学生が就職したい企業とは
https://rebe.jp/column/detail/5556?year=2020

就職偏差値から見る各業界の実情とは

それでは、業界ごとの就職偏差値にはどのような違いがあるのでしょうか。
代表的な7つの業界を見てみましょう。

1.コンサル業界
コンサルティング業は、いわば会社のお医者さん。
会社の運営を正しいほうに導く、とても神経を使う仕事です。
その仕事の重要度に見合った給料の高さも魅力。
ただし、そもそもコンサルティング業は海外が発祥ということもあってか、コンサルティングに関する研修や知識は外資系企業のほうが豊富。
有名どころも外資系企業が多く、就職偏差値上位にも外資系企業が多くランクインしています。
もちろん、日系企業も負けていません。
日系のコンサルティング企業は、「え、そこってコンサルタントやってたの?」と思ってしまうかも。
それでも、誰もが名前くらいは聞いたことのあるような企業が多いです。
自由とクオリティの高さを求める人は外資系、質の高さと厳密さを求める人は日系企業といったところでしょうか。

コンサル業界の就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

コンサル業界で就職偏差値が高い企業とは
https://rebe.jp/column/detail/5557?year=2020

2.金融業界
日本の経済の根っこを担うと言っても過言ではない、金融業界。
主な企業は、銀行、証券、保険会社です。
金融業界でランキングの上位に食い込むのは、もちろん外資系もありますが、日系企業も有名どころが多くランクイン。
やはり人気の要因は、給料の良さとネームバリューの大きさだと思われます。
経済を制すものは世界を制す。
金融業界の企業の大半は、財閥や企業のグループに入っていることも多く、入れば箔がつくのはもちろんですが、同時に求められる基準も高くなります。

金融業界の就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

金融業界で就職偏差値が高い企業とは
https://rebe.jp/column/detail/5558?year=2020

3.IT業界
主にパソコンやシステム関係を主軸とするIT系。
この情報社会において、システムの構築などは潤滑なに生活を送るためには必要不可欠な仕事です。
上位に食い込む企業も、ITに詳しくない人でも誰でもわかるような企業ばかり。
それだけ、IT技術が生活に浸透していることの証といえるでしょう。
専門分野を生かせるという利点のほか、人々の生活に貢献できるというやりがいを感じられる業界です。
また、IT分野は専門性が高ければ有利になることは確かですが、ITが生活に浸透してきている今、学校でIT関連の技術を学ばなくても独学でIT分野に強くなっている人は増えてきています。
そうした独学でITを扱えるようになった学生が選ぶのは、やはり有名企業になる傾向が強いようです。

IT業界の就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

IT業界で就職偏差値が高い企業とは
https://rebe.jp/column/detail/5559?year=2020

4.自動車業界
自動車メーカーなどの自動車業界は、自動車の製作がメイン。
車離れが問われる昨今といえど、日本の自動車技術は世界に誇る技術の一つでもあります。
上位にランクインしている企業は、日本人にとっては名前のわからないところも多いかもしれませんが、世界ではかなり有名になっているというところもあります。
井の中の蛙になってしまわないよう、しっかり業界のことを学んでおきたい分野のひとつ。
中でも上位にランクインしているのは、実際に自動車を販売しているようなショールームよりも部品を設計したりつくったりしている工場が大半のようです。
これはやはり、自動車づくりに携わりたいという理系学生の特性といえるのでしょうか。
自分の好きなことに打ち込みたい、ものづくりに携わりたい、という学生の大半が、車と向き合うのは好きだけど人と向き合いたくない、という考えの持ち主なのかもしれません。

自動車メーカーの就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

【理系学生必見!】自動車メーカーの就職偏差値の実態は!?
https://rebe.jp/column/detail/5571?year=2020

5.公務員
安定した職業に就きたい学生に人気の公務員。
本当のところをいえば、絶対的に安定している企業というのはないですが、お国が運営している企業で働いて少しは安心したい、というのが本音でしょう。
そんな中でも比較的給料もよく、やりがいのある仕事に就きたい、という思いからか、就職偏差値ランキングには警察や消防士といった、責任感の強い仕事が名を連ねます。
また、ひとくちに公務員といってもその仕事はさまざま。ランクインしているのは誰もが公務員と聞いて名前を思い浮かべるような、メジャーなところばかりだったりします。
どうしても公務員がいいという方は、就職偏差値ランキングに惑わされず、どのような公務員の仕事があるのかじっくり調べてみましょう。

公務員の就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

【志望者必見!】安定でまったりではない!?就職偏差値で見る公務員
https://rebe.jp/column/detail/5573?year=2020

6.化学業界
化学業界の就職偏差値ランキングにランクインするのは、いずれもニッチで名前も知らないようなマイナーな企業が大半です。
その理由は、化学という分野が生かせるのが、原材料などのほとんど人の目に触れないような部分ばかりだからです。
例えば今座っている椅子の素材。上から降り注ぐ蛍光灯。普段いじっているスマートフォンにだって、化学の力が生きています。
そうした人々の生活を支えるというやりがいが感じられる、という観点で選ばれている企業もあれば、その専門性の高さゆえに隠れ高収入といわれるのもこの分野。
収入の良さも考慮されたランキングになっているようです。

化学メーカーの就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

とっても気になる 化学メーカーの就職偏差値とは
https://rebe.jp/column/detail/5572?year=2020

7.食品業界
ある意味では安定しているといえるのが食品業界。
なぜなら、人が生きている限り食品の需要はなくなることがないからです。
ですが、競争率も激しく、大変な仕事量が見込まれることも覚悟しておかなければなりません。
そんな諸刃の剣をもつ食品業界の就職偏差値は、ニーズの高さ=安定性、仕事量の多さが見込まれることを見越しての職場環境を優先しているように感じられます。
他の業界ではランキングトップにランクインする企業の大半は仕事が大変で、離職率も高い、体制も古い、でも給料は良いというところが多いのに対し、食品業界の上位企業は給料良し、仕事量は多めではあるが職場環境良し、そのため離職率も低い、という優良企業が多いようです。

食品メーカーの就職偏差値について知りたい方はこちら⬇︎

【業界志望者必見!】就職偏差値で見る食品メーカー
https://rebe.jp/column/detail/5574?year=2020

就職偏差値が高い業界とは

ランキングを見てみるとなかなか面白いものがあります。
ちょっとのぞいてみました。

・偏差値の高い業界ベスト3※2ch掲示板をもとに
2chの掲示板をもとに、就職偏差値の高い業界ランキングを調べました。
1位と2位はほぼ僅差ですが、就職偏差値を決める要因のひとつに知名度があることを踏まえると、以下のような順位になるでしょう。
1位:金融
2位:コンサル
3位:商社

どれも、高収入が見込めて、一般的にエリートと呼ばれる企業が集中していました。
それも上位は大半が外資系企業。仕事の基準の高さはもちろんのこと、外資系ならではの自由な働きやすさなども影響してくるのかもしれません。

・2chで見る就職偏差値
ここで、もっと詳細に就職偏差値を見てみましょう。
就職偏差値の高さには、なにがしかの共通点があるようです。

≪偏差値75≫
ゴールドマン・サックス(金融)
マッキンゼー・アンド・カンパニー(コンサル)
≪偏差値74≫
日本銀行(公益)
モルガン・スタンレー(金融)
ボストン・コンサルティンググループ(コンサル)
≪偏差値73≫
メリルリンチ(金融)
ベイン・アンド・カンパニー(コンサル)
≪偏差値72≫
JP・モルガンチェース(金融)
P&G(製造)
≪偏差値71≫
アクセンチュア(コンサル)
ドイツ銀行(金融)
≪偏差値70≫
クレディ・スイス(金融)
アーサー・D・リトル(コンサル)
≪偏差値69≫
野村證券(金融)
三菱総合研究所(コンサル)
三菱商事(商社)

・ここが2ch…意味の分からないランク名
さて、リストにするとわかりにくいのか、2chの住人たちは偏差値をさらにわかりやすいランクに分けているようです。
ここで少し、面白ランク名をご紹介。
業界ごとに異なるのですが、あまりに違いすぎて比較しにくい…というわけで、数字と照らし合わせてみてみましょう。

≪理系≫※数字は就職偏差値。
神:70
大勝:69~65
勝ち組:64~60

≪化学素材メーカー≫
プレミアムゴッド級:66
スーパーゴッド級:64,65
ゴッド級:63~60
15枚役級:59~56
リプレイ級:55

中には、明確な偏差値の数字がない業界も。確かに見ればわかりますが、なかなか面白いランクを考えられています。
≪WEBポータル・WEBサービス≫
Sランク(神の領域)※ちなみにGoogle
Aランク(大手企業):Yahoo!Japan、楽天
Bランク(優良企業):アマゾンジャパン、サイバーエージェント
Cランク(一般企業):So-net、クックパッド
Dランク(中小企業):GMOインターネット
Eランク(零細企業):DMM.com
Fランク(ブラック企業):イー・クラシス

就職偏差値は役に立つの??

実際のところ、就職偏差値は役に立つかというと、目安というか話のネタにはなるかもしれませんが、それにばかり縛られているのはよくありません。
ネットにはびこる情報に踊らされない為のポイントをお伝えします。

1.正確なデータを知る--四季報など根拠のある文献を
上記にも述べたとように、2chの声はあくまで主観の入り混じった物なので、はっきりとした根拠のあるデータを知りましょう。
単純にデータを知りたいのであれば、四季報などの書籍を読むのがオススメです。

2.自分の目で見て確かめる--OB訪問や合同説明会を活用しよう
雰囲気を知りたいのなら、2chに書かれている匿名希望の言葉より、実際に働いている人に会いに行った方が早いです。
合同説明会などは企業のさわりを知るだけでも有効ですし、もっと詳しく知りたいと思ったらOB訪問を積極的に活用するのがオススメ。

3.自分の軸を持とう--企業の本質をとらえる
ネットや書籍、実際に会ってみて…もしかしたら言っていることがすべて違っている場合もあります。
情報を取り扱っているのも人である以上、避けられないことです。
どんな情報にも左右されすぎないよう、自分の軸をしっかりともって就職活動に臨むこと。
就職偏差値のサイトを笑い飛ばせるくらいの気合で、企業の本質をとらえる力を身につけましょう。