内々定ってなに?内定との違い、通知方法を徹底解説 電話対応の方法も教えます

内々定という言葉を聞いたことはありますか。 必ずすべての企業が出すとは限りませんが、近年就職活動のスケジュールが変わったことで、内々定の在り方も昔と比べて大きく変わってきています。 ここでは内々定の意味と、対処法を見ていきましょう。

2018.02.27

ざっくり言うと

  • 内々定は、正式な内定日より前に通知されるもの。労働契約にはならない
  • 最近では「内々々定」も登場!
  • 内々定を断るときのスマートなやり方とは

内々定と内定はどう違うの?

内々定と内定。そっくりの言葉ですが、実際には大きな違いがあることをご存知でしたか?

・2つの違い
1つは、内々定と内定を出した時期の違い。
経団連によって「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降」と定められています。
つまりは、10月1日より以前に出されれば内々定、10月1日以降に出されれば内定、ということになります。
もう1つは法的な違い。
内々定はあくまで口約束のようなもので、法律上は労働の契約を結んでいません。
対して内定を承諾することは労働契約を結ぶことになり、内定を取り消しになるということは事実上の解雇ということになります。

・内々定のメリット
企業にとっては、優秀な学生を囲い込むというメリットがあります。
上記の通り内定日が10月1日以降と制定されましたが、これを守っているのは大企業がほとんど。
大企業の選考が始まる8月1日より前に選考を開始し、内々定を出す企業が増えてきています。
学生にとっても、内々定をもらった企業に確定してしまえば、早く就職活動を終えられるというメリットがありますね。
また、逆に複数の内々定を持っておくこともできます。

・問題点も…
ただし、却ってその後の就職活動を進めにくくなる、というデメリットも存在します。
特に近年は、企業側が内々定を出しただけで学生に他の企業の選考をストップさせる「オワハラ」も横行していることが問題視されています。

内々定の時期や通知の方法は?

早く就職活動を終わらせて、学業に専念したい、残りの学生生活を謳歌したい!という学生にとっては、内々定はありがたいものといえます。
内々定が出される具体的な時期と方法について見てみましょう。

・内々定決定の時期
前述のとおり、実際には内定日は10月1日以降と定められているので、企業側の本音としては優秀な学生は早く内定を出したいけどそうすることができない。
なので、内々定は「10月1日に内定を出すからね」と約束だけでも何とか取り付けておこう!という、一種のすり抜け策なのですね。
10月1日の内定日も法的な拘束力はありませんが、内々定は6月1日以降に出しても良いということになっています。
場合によっては「6月1日に内々定を出しますよ」という内々々定もあるくらいですから、企業も必死です。

・通知方法
通知方法は会社によってマチマチです。
電話で通知が来ることもあれば、手紙で来ることも。
「内々定通知書」が郵送されて押印を求められることもありますが、内々定は法律的な拘束力を持たないので、ここで押印してもさほど意味はありません。気楽に構えていて大丈夫です。

「内々定の通知は電話です」そんな時の対応法とは

手紙もあるとはいえ、速さを求める企業は電話を掛けてくることがほとんど。
SNSが主流の現代では、電話に抵抗があるという人もいるかもしれません。
いざかかってきてとったは良いけど何を話したら…と不安な方の為に、ポイントをまとめました。

・信じて大丈夫?
そもそも、文書化されていない情報を信じても良いかどうか?不安になるかもしれません。
けれど何度も言うように、内々定は口約束のようなものなので、書面を出さない企業も多いです。
これに関しては好意的に受け止めるしかありません。

・他の選考のことを話しても大丈夫?
企業によっては、「内々定を出すから、他の会社の選考は断ってくれ」と言ってくることもあります。
就職終われハラスメント、通称オワハラです。
内々定自体、そもそも就活生が内々定を出すことで他の選考を受けにくくする目的も持つ、一種のオワハラといえるかもしれません。
ですが内々定には法的拘束力はないので、そんな要求は無視して構いません。
電話が来た時に他の選考も受けているなら、正直に話しても法的には何の問題もありません。
正直に話して「内々定を取り消す」と脅してくるような企業なら入社する意味もないですし、自分が他の選考を蹴ってでも入りたいと思っているかどうかが大事です。

申し訳ないけど・・・内々定を辞退するスムーズな方法とは

選考が進み、複数内々定をもらっていれば、どこかで必ず断りを入れるときが来ます。
口約束とはいえ企業との間のことですから、しっかり社会人としての対応を心がけましょう。

・まずは電話、お礼の手紙
一般的には、断りの電話を入れることが大切です。
直接会社に出向いて顔を合わせずに済みますし、一番手っ取り早くマナーに沿った方法と言えるでしょう。
手紙を送るのも良いですが、どうしても時間がかかってしまいます。
企業側としても1人辞退するとなれば早急に人員を補充する必要があるので、早めに伝えるのが優しさでもありマナーですよね。

・メールはあり?なし?
近年は企業間のやり取りもSNSで行ったりもしているので、メールでのやり取りに抵抗のない企業は増えています。
手紙の方が好感度は高いですが、電話が苦手という場合はスピードを考慮してメールという手段もアリでしょう。
ですが、メールで連絡しても結局は担当者から電話がかかってくることがほとんどなので、やはり自分から電話してしまうのが早いかと思います。

・大切なのは「誠意」
内々定は拘束力がないので、辞退するとしても過剰に申し訳ない、という気持ちをもつこともありません。
ですが、軽い態度でお断りすることのないように、誠意を伝えることを意識しましょう。
企業側も簡単に内々定を出しているわけではありません。あなたに期待しているからこそ内々定を出してくれたのです。
そこに感謝をして、誠実な対応で気持ち良く辞退しましょう。