【就活生必見!】離職率の高い or 低い業界とは!?

就職する前から気にするのは野暮だと思いますか? そうはいってもどうしても気になってしまうのが離職率。 希望の会社はあるけれど、理想と違っていたらどうしよう。激務に耐えきれなかったらどうしよう。そんな不安もあるかと思います。 あらかじめ、離職率の高い業界と低い業界を調査しておきましょう。

業界・企業研究 

2018.03.06

ざっくり言うと

  • 離職率は厚生労働省が算出している重要な指標!
  • 離職率の高い業界、低い業界はこの3つだ!
  • 離職率が高い業界の特徴を知ると企業選びに役立つこと間違いなし

そもそも離職率とは?厚生労働省のホームページを調べてみた

離職率とは、ある時点で仕事に就いていた労働者の内、一定期間内(1年~3年)に会社を辞めた労働者の割合を言います。
離職率が極端に高ければ離職する人が多く、極端に低ければ定着率が高いという、企業の指標の一つとなっています。
厚生労働省では、毎年離職者のデータをもとに離職率を算出。
高卒就職者と大卒就職者で厳密に割り出しているので、ここでは大卒就職者を見ていきましょう。
その定義と計算方法は以下の通り。

定義(厚生労働省HPより抜粋)
・平成26年3月新規大卒就職者の3年目離職率の割合
[1]就職者:生年月日が平成4年4月1日以前で、平成26年3月1日かた平成26年6月30日までに新規学卒として雇用保険に加入した者を平成26年3月新規大卒就職者とみなす。
[2]離職者:[1]の内、平成26年4月1日から平成29年3月31日までに離職した者

計算方法
平成26年3月新規大卒就職者の離職率・・・[2]/[1]

因みに、大卒3年後離職率は32.2%といわれています。
離職率が高いということは、それだけ人の入れ替わりが激しく新しい風を取り入れやすいという利点も考えられますが、果たしてその実態はどうなのでしょうか。

離職率が高い3つの業界

おそらく誰もが気になるであろう、離職率の高い業界。
2017年12月時点での、ワースト3をご紹介します。

1位:宿泊業・飲食サービス業・・・50.2%
例)ホテル、飲食店など
2人に1人は辞めているという、衝撃的な結果をたたき出している業界。

2位:生活関連サービス業・娯楽業・・・46.3%
例)旅行会社、美容室、ゲームセンター、ブライダルなど
好きなことを仕事にしている人が多いイメージですが、意外にも離職率は高め。

3位:教育・学習支援業・・・45.4%
例)学校教育、学習塾、博物館、公民館、自動車教習所
学校教育と、それを補助する役割を持った教育機関全般をいいます。
公務員は安定しているといわれますが、この離職率を見ると原因はそこではないような気がします。

ぱっと見た感じだと、どの業界もよく聞く仕事ばかりで、子供の将来の夢に書かれていそうなものばかりのように感じますね。
実情はというと、休みが不定期な仕事が多い印象ですが、本当のところはどうなのでしょうか。
後ほど、掘り下げていきます。

離職率が低い3つの業界

それでは逆に、離職率が低い=定着率の高い業界を見てみましょう。

1位:電気・ガス・熱供給・水道業・・・6.9%
例)東京ガス、東京電力
言わずと知れたインフラ整備がトップ。
ワースト1位の飲食業と同じくシフト制のところが多いはずですが、どんな違いがあるのでしょうか。

2位:鉱業・採石業・砂利採取業・・・10.4%
例)国際石油開発帝石、日本海洋掘削、K&Oエナジーグループ
これは聞きなれない方も多いかと思います。地下資源を主に扱う業界で、企業によって専門分野が決まっている、やりがいのある仕事といえるのかもしれません。

3位:製造業・・・18.6%
ここでいきなり幅が広がってしまいますが、モノづくりの現場は自分の興味や特技から参入する人が多いので、「好きだから続けられる」という声をよく聞きますね。

離職率が低い企業は、いずれも優良企業であることは確かなようです。
専門性が高いので賃金が高く、誇りをもって仕事をしている方も多いのだそう。
BtoB企業なので個人顧客との摩擦も少なく、労働環境も整っていることがほとんどなので、働き続けるのにストレスが少ないのですね。
一方でデメリットもあります。
基本給が高い分、昇給・出世は遅い傾向にあるのだとか。
また専門性が高いゆえに、転職が厳しいという事情もあるようです。
同じ業界で一生やっていく、という覚悟が必要になるかもしれません。

離職率が高い業界の特徴とは

離職率が高い業界にはそれなりの理由があるはず。
調べてみると、驚きの実態が見えてきます。

宿泊業・飲食サービス業
・激務の割に薄給。2014年の平均年収はなんと168万円!
・休みが少ない、サービス残業が多い。
・将来性がなく不人気なので、慢性的に人手不足。
・よって誰もが忙しく、新人を育てる余裕がない。

生活関連サービス業・娯楽業
・主に宿泊業・飲食サービス業と同じ。
・中でも1番は薄給であること。
・就職すると100%ガッカリする、との声も。

教育・学習支援業
・やはり同上。特に学習塾は仕事量と給料が見合っていないようです。
・少子化で先細りが見えているので、働くモチベーションが保てない。
・モンスターペアレンツとの摩擦。
・自分の給料でいっぱいいっぱいで人を見る余裕がない。

特に2位、3位は「好き」だけではやっていけないという実情があるようです。
同じく「好き」を仕事にしている製造業と比べると、労働条件に圧倒的な差がついているようですね。
また、離職率の低い業界と比べて対人サービスが多いので、人間関係のストレスも多そう。

とはいえ、誰もこれらの業界に就職しなくなると立ち行かないのも事実。
興味のある人は腹をくくって就職する必要があるかも?