就職偏差値から考える理系学生が就職したい企業とは

巷でウワサの就職偏差値。 そこには確かな根拠はないと言われてはいますが、就職先を決める手立てのひとつであることは明白です。 今回は理系学生必見!就職偏差値から人気の理系職業を見てみましょう。

業界・企業研究 

2018.05.25

ざっくり言うと

  • 理系就職偏差値で上位にランキングしている業界とは
  • 理系だから就職できる企業や団体も
  • 就職偏差値はあくまで目安。自分のキャリアを考えて志望企業を選びましょう

理系就職偏差値ランキングで上位の企業とは

毎年ランキングは発表されていますが、上位に食い込む分野にさほど違いは出ていません。
常に人気を誇る以下の3つの分野について、まとめてみました。


1.IT系
文系の就職偏差値ランキングではあまりお目にかかれない、いかにも理系、といった分野です。
IT系とひとことに言うとかなり幅広い分野を指すのですが、ITとはInternet Technologyの略。
ソフトウェアを扱う仕事や、システムエンジニア、通称SEなどが含まれます。
ソフトウェアの営業や、ウェブサイトの運営などもITに含めることがありますね。


2.研究所
こちらも理系の王道就職先といえるかもしれません。
薬品や機械部品など、製品の開発に携わるのが研究所の仕事。
学生時代に学んだことを活かしたい、学生時代に取り組んでいた研究を継続したいという方はもちろん、
研究職を通じてものづくりに貢献できる、という点に魅力を感じる方も多いでしょう。


3.インフラ(通信・放送・交通)
学生時代に学んでいたこととマッチするから、という理由でインフラ業界を選ぶ理系学生は多いようです。
営業には文系の人もいるので、様々な価値観を知ることもできますね。
元国営の企業が多いので、福利厚生が安定している企業や、定時退社が多いのもこの分野。
また、一定の年齢以上になると給料が跳ね上がる、年功序列の風習が残っているところも多いです。

ITで就職偏差値が高い企業

IT分野では、上位に食い込む企業と下位に落ちている企業と落差が激しいこともあります。
就職偏差値の高さは、どうやら働きやすさや社風に現れているようです。
試しに、上位3社を見てみましょう。すべて外資系の企業であることに注目ですね。


1.Google
言わずと知れた検索エンジンで有名な会社です。
特に評判が高いのは施設の良さ。
掃除が行き届いていて綺麗なオフィスとの声が多いようです。
自由に意見を出しやすく、かつスピーディでフットワークが軽いのも魅力。
残業という概念がなく、やりがいのある仕事ができて満足、という社員が多いです。


2.Intel
様々なデバイスに自社製品が搭載されている、という点ではたらきがいのある社員が多い印象です。
海外の社員とコミュニケーションをとることで、基準の高い仕事に満足しているという声もあります。
そのため真夜中や早朝の電話会議が発生したりもしますが、その分給料に反映されたり、労働時間は一定時間をこえないよう、うまく調整したりと、環境は整っていると言えるでしょう。
実力主義のため、頑張れば若いうちから思いっきり昇給できる可能性も。


3.Microsoft
こちらも世界的に有名な企業のひとつ。
ただ名前が知られているだけではなく、その自由な社風も広く知られています。
在宅勤務が可能であったり、休暇が取りやすいという自由な働き方は外資系ならでは。

就職偏差値が高い研究所とは

ものづくりの陰に研究所。
多くの商品開発を支えているのが、研究所の仕事です。
その理由と、民間系と公共機関系の代表的な企業をご紹介します。

そもそも、このようなものづくりに関わる研究所はなぜ人気なのでしょうか?
文系の就職偏差値ランキングでは、これらの研究所が上位にくることはまずありません。
理系学生が研究所に進む理由の大半は、自分の研究していた分野を活かせる、そのまま継続して研究に取り組める、という点です。
その上、専門性が高いので一定の高収入が得られる企業もほとんど。
基本は年収500万以上、そこから年功序列でさらに昇給していくケースが多いのが人気の秘密かもしれません。


1.民間系の研究所

・豊田中研(豊田中央研究所)
施設が充実しているのが印象的です。
スポーツジムはもちろん、カラオケルームまで設置されているとのこと。十分な住宅手当も魅力の一つです。


2.公共機関系

・鉄道総研(公益財団法人鉄道総合技術研究所)
何と言っても、JRから研究費用をあてがってもらえるのが大きな利点。
鉄道技術系で、予算の範囲内であれば比較的自由に研究テーマを決められることに価値を感じている社員も多いようです。

・産総研(独立行政法人産業技術総合研究所)
大学院の延長線上にあるような話しやすい風潮に加え、メールのやりとりがほぼ英語で英語力が身につきます。
国のために仕事をしている、やりがいを感じる、という声も。

やっぱり手堅い・インフラ企業

理系企業の中でも最も手堅いといえるのが、皆さんの生活を支えるインフラ企業です。
今の情報社会において必要不可欠!3分野からそれぞれ1社ずつピックアップしてみました。

1.通信-ドコモ
au、softbankと並ぶ携帯3社のひとつ。
特にドコモは、NTT傘下ということもあり、堅い企業の代表格とも言われています。
平均年収だけ見れば他の2社に比べて低いですが、就職偏差値の上位に食い込んでいるのは安定しているからということと、NTTという後ろ盾があるからでしょうか。
その倍率は驚きの200倍!
狭き門ゆえに、チャレンジしてみるのもよいかもしれません。

2.放送-NHK
誰もが知る有名企業。長い歴史を持つゆえに、伝統をきっちり受け継いできている会社です。
平均年収は1000万円以上、職場の平均年齢も40代と少々高め。
伝統を脈々と受け継いでいる、安定企業といえます。

3.交通-JR東海
東海道新幹線が支える日本の鉄道業界を代表する企業。
JRという後ろ盾があるので常に安定しており、景気に左右されることもありません。
平均年収は700万前後、堅めの社風ではあるもののワークライフバランスも取れるので、仕事もプライベートも充実したい方、電車が好きな方におすすめです。

そうはいっても、就職偏差値はあくまでも目安です。
自分の目で企業を見て、納得のいく企業を見つけましょう。