「あなたの挫折経験は!?」この質問にどう答えるか

「あなたの挫折経験を話してください」 ごくまれに、面接で聞かれることがあります。 さほど頻繁に出る質問ではないので、準備している学生は全体の半々くらいなのだそう。 めったに聞かれない質問こそ、しっかり準備して周囲と差をつけましょう。

面接対策 

2018.06.29

ざっくり言うと

  • 企業が挫折経験を面接で聞く3つの理由

なぜ挫折経験を聞くのか!?

誰しも挫折は経験するもの。掘り返したくないというい方もいるでしょう。
そこをなぜ企業は聞いてくるのか。もちろん、いやがらせなんかではありません。
きちんとした理由があるのです。


1.挫折経験をどうとらえるかが知りたい。
挫折という経験を味わったとき、アナタはどうしますか?
そのままへこんでしまうのか、その経験を糧にするのか。
もちろんそこから成長できたというアピールもできますし、へこんで何もしないのもある種の経験。
ありのままのあなたという人間をアピールするチャンスです。


2.チャレンジ精神があるかどうかを知りたい。
挫折は誰でも経験するもの。ですが大事なのはそのあとです。
一度挫折した経験が足かせとなって動けなくなってしまうか、だからこそもう一度チャレンジしよう、という強いメンタルの持ち主かどうか。
企業はそこが知りたいのです。


3.乗り越えられる強さがあるか知りたい、
上記2つに被る気もしますが、実際に壁にぶち当たったとき、あなたはそれに立ち向かうのか、あきらめてしまうのか。
人間生きていれば挫折を味わう壁には何度もぶち当たります。
いつまでも逃げてばかりではいられないですよね。

【回答例】挫折経験はこう答えろ!

それでは、どのような答え方がベストなのでしょうか。
例文を見てみましょう。


私は、大学のテニスサークルで、1年の時に同期全員をやめさせてしまった経験があります。
高校までレベルの高いところでテニスをしていた自分にとって大学のサークルは生ぬるく、練習のハードルを高くしたのが原因です。
ですが、同期が一度に辞めたことで人数が足りなくなり、大会への出場が危うくなってしまいました。
それまで自分が勝てば先輩たちを大会で上の方に連れていける、という使命感でいましたが、そもそも出場できないのでは意味がないと知り、
先輩方と話をして、辞めた動機を説得して回りました。
ただ自分の基準を押し付けるのではなく、練習のハードルを上げた理由をきちんと伝え、思いの部分を知ってもらうよう努力しました。
結果として戻ってきたのは最初の3分の1でしたが、なんとか大会出場が決まったのです。
その後も大会で勝つために、いきなり自分のレベルを要求するのではなく、かといって相手のレベルに合わせすぎず、スロープを付ける。
同期とともに勝っていくというビジョンを共有し、一緒にスキルアップしていくかかわりをしました。
大会では決して満足のいく結果とはなりませんでしたが、この出来事を通じて、私はチームワークの大切さ、人と強調して成長しあっていくことの尊さを学びました。
御社でもともに働く仲間とビジョンを共有し、チームワークを大切にしながら御社の業績アップに貢献していく所存です。

挫折を乗り越えた方法を伝える

では、例文を見ながら、挫折経験を語るときのポイントを見てみましょう。


1.面接官の意図を知る
この回答で大切なのは、ただ失敗談を披露するのではなく面接官が何を知りたいかを意識していることです。
上述した、この質問の意図を覚えているでしょうか。
面接官は、その挫折経験を経てあなたが何を得たのか、どう行動する人間なのかを知りたいのです。
例文では、挫折経験を通してチームワークの大切さを学んだことを伝えており、この人物は挫折経験から何かを学べる人間なのだと知ることができるでしょう。


2.PDCAを意識した構成
Plan(計画)、Do(実行)、Check(結果・反省)、Act(改善)の流れをPDCAサイクルといいます。
ソフトバンクの孫社長も徹底している、というビジネスの場では基本の考え方ですが、身近なエピソードをこの流れにのっとって伝えると、より効果的です。
上記の例でいえば、

P:大会で成績を残す
D:練習のレベルを上げる
C:部員が離れる
A:チームワークを大切にする

という構成になっているのがわかりますね。


3.学んだことを仕事につなげる
一連のエピソードで、大会出場という結果を残せましたが、面接官が知りたいのはさらにその先。
学びを得たあなたが、会社でどのようにその学びを生かすのか。
それをしっかりと伝えて締めくくりましょう。

挫折経験でアピールできる3つのこと

さて、人によっては古傷をえぐることにもなりかねない挫折経験ですが、そのエピソードをうまく使えば効果的にアピールできます。
具体的に3つ挙げてみました。


1.打たれ強さ
心が折れるような挫折経験をしても、その場を乗り越えたというメンタルの強さを伝えやすいのは、いうまでもありません。
挫折から立ち直った自分をしっかり認め、アピールしましょう。
他人から見ればどうということのない経験でも、そこに大小は存在しません。


2.問題解決能力
PDCAサイクルを意識したエピソードを展開すれば、面接官にはおのずとあなた自身に問題解決能力があることが伝わります。
挫折するような場面にぶつかったときに、即座に対応できる柔軟さも一緒にアピールしてしまいましょう。


3.謙虚な姿勢
何か壁にぶつかったとき、自分の現状を把握し、改善点を模索して、改善する。
このような動きは、謙虚な気持ちがないとなかなか実行に移せるものではありません。
そこはしっかり自分のことを誇ってあげましょう。


いかがでしたか?
自分のエピソードを生かすも殺すもあなた次第。
あまり出てこない質問だからこそ、しっかりと対策をしておきましょう。

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