就活生必見!銀行の業務内容とその将来性

「銀行マン」って、なんだかカッコイイ響きですよね。 実際に銀行への就職を考えている方も多いでしょう。 そこで、銀行への就職を考えている方もまったく検討していない人も一目でわかる! 銀行の実態をまとめました。

業界・企業研究 

2018.07.09

ざっくり言うと

  • とっても大事な銀行の3つの役割
  • 銀行の人気が落ちている!?その原因とは
  • 銀行志望者は、その未来について考えてみよう

そもそも「銀行」とは

ひとくちに「銀行」といっても、どんな業務があるのかご存知でしょうか。

1.国の心臓
「金は天下の回りもの」とはよく聞く言葉ですが、実際のところ、お金が回ってはじめて経済が活発化し、人々の生活が豊かになります。
曰く、お金は人間のからだに流れる血液のようなもの。血液の循環が止まれば、人のからだも動かなくなってしまいますよね。
その大事な血液たるお金を生み出し、体中に行き届かせる役割を持つ銀行は、国の心臓に例えられることもある、非常に重要な仕事です。
逆に言えば、銀行がストップすれば国が立ち行かなくなるので、政府も銀行をつぶそうとはしません。
一度しっかりと根をおろせば、安定している企業といえなくもないでしょう。

2.銀行の起源
「bank」の語源はイタリア語でベンチを意味する「banco」、「銀行」の語源は中国語といわれています。
金融業としての銀行の起源はかなり古くまでさかのぼることができ、フェニキア人の頃から存在していたとか。かの有名なハムラビ法典にも記載があったそうです。

3.銀行の役割
「金融仲介」「信用創造」「決済機能」を銀行の3大機能といい、この3つを有しているものを「銀行」とするのが定義となっています。
お金を預かり、融資して、預金残高を貯めていく。信用がキーとなる仕事です。

銀行の主な業務内容とは

それでは、銀行の主な業務内容には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは3つにまとめてみました。

1.預金業務
国民のお金を預かり、管理することが仕事です。
今の時代には当たり前に思えますが、今のような預金口座がなかった時代に、お金の管理をどうしていたのか考えてみると、ちょっとぞっとします。
数万もの資産を、家の金庫に置いておくなんて、気になって出かけられなくなりそうではないですか?
給与の支払いも現金を直接手渡しだったはず。
支払うほうももらうほうも、鞄に入れて持ち歩くのは少し怖い金額です。
さまざまなネットワークの普及で、預金手続きも簡単になり、預金口座から別の預金口座への支払いもネット上でできるようになりました。

2.貸付業務
国民の預けたお金や日本本国から借りたお金、金融債などを原資として、お金を貸し出すのも銀行の役割。
もちろん、貸したお金を返す能力、今はなくとも返せる将来性があることを示した企業なり個人なりにのみ融資することができます。
まさに信用がものをいう世界。「信用創造」といわれるのもわかる気がします。

3.為替業務
海外のお金を日本のお金に両替する、為替取引も銀行の役目。
海外との金融取引の際には、海外の銀行との窓口になってくれます。
海外から入金を受けたり、海外に送金したいときは相談に乗ってもらえるでしょう。

ネットで話題になっている「就活生の銀行離れ」

ところで、冒頭には人気企業と記したものの、実は近年、かつてのような人気はなくなりつつあるというデータがあります。
その原因は大きく3つに分かれるといわれています。

1.リストラの危機
3大銀行といわれるみずほ、三菱UFJ、三井住友の3社は、いずれも従業員数の縮小を発表しています。
これはフィンテックの導入で、人のかかわる銀行業務事態を少しずつ減らしているため。
今はまだ入社する余地があったとしても、今後ますますフィンテックが発達すれば、銀行マンが足を動かすこと自体が減ってくることが予測されます。

2.割に合わない
銀行の仕事がハードなのは、周知の事実。
今まではハードでもそれに見合った高収入の企業だからと、人気が衰えることはありませんでした。
しかし、近年は自分の時間を大切にしたいと労働時間や残業の有無などを重視する学生も増えています。
給料やステータス以外を重視する学生が増えたことも、その一因かもしれません。

3.意外な競合他社
前述したように、フィンテックの台頭が銀行の人気を下げていることも事実です。
フィンテックはFinance(金融)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、金融機関の役割をテクノロジーで補うというもの。
確かに金融という分野では同じものの、実際に銀行でおこなう業務とフィンテックにかかわる業務とは違いがありそうな気もしますが、意外にも銀行希望者はフィンテックにかかわる企業に流れているという現象が起きているようです。

銀行の未来はどうなる!?

では、近い将来フィンテックの発達によって、銀行の概念はくつがえされてしまうのか。
街中をさっそうと歩く銀行マンの姿や、姿勢のきれいな受付の女性は見られなくなるのか。
もちろん、そんなことはありません。

1.人数は「縮小」。ゼロではない
将来的に募集人数は縮小されるとはいえ、まったく募集がないわけではありません。
ましてや、フィンテックが導入されるのであれば、一般的に若い人の方がテクノロジーへの適応能力が高く、フィンテックにも馴染みやすいはず。
そう考えると、フィンテックの波が押し寄せることで、若者にとって有利になるかもしれません。

2.業務量が適正化される
銀行の業務はハードとはいうものの、よくよく考えてみれば、フィンテックの導入は業務量は減らすことができるかもしれません。
業務量が適正化されることで、より働きやすい環境が整えられるかもしれません。

3.人にしかできないことがある
海外ではフィンテックと銀行が提携し、業務を進めているところもあるくらいですので、フィンテックだけで銀行のすべてをカバーできるわけではありません。
機械でできること、人間だけにできることがあります。
例えば顧客と良好な関係を築いたり、何かのトラブルがあったときに臨機応変に対応できるのは人間の特権。
窓口の女性のあたたかな笑みや、汗をかきながら歩き回る銀行マンの懸命な姿勢は、機械にまねできるものではありません。
銀行の将来に悲観的にならず、しっかりとそこで働く価値を考えてみましょう。