知っておきたい「エントリーシート」と「履歴書」の違い

よくよく考えると「エントリーシート」と「履歴書」の違いを、実はあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。同じような内容の質問もあったりして、どう使い分けをしたらいいのかわからないという方に、その違いを解説します。

エントリーシート 

2018.07.16

ざっくり言うと

  • 履歴書は公的書類、エントリーシートは企業ごとに用意
  • 履歴書とエントリーシートの内容を書き分ける方法とは
  • 履歴書もエントリーシートも書き間違いが無いように要注意を

履歴書で自分の過去をまとめる

履歴書とは自分自身の過去について書く公的書類です。
履歴書には市販のものと学校指定のものがあります。どちらを使用しても問題ありませんが、エントリーシートとの大きな違いは公的書類であるとうことです。また「履歴」とあるように履歴書は過去に関して記入します。
基本的な構成は、氏名、住所、電話番号、学歴、資格、志望動機です。つまり過去から今の自分について書いていく内容になっています。
ここで重要なのが過去や今のことなので、事実が正しく書かれているかどうかです。細かいことですが、住所や学歴、資格は正式名称で書く必要があります。書式もある程度決まっていて、志望動機の欄は枠があまり大きくなく、簡潔に記入することが求められます。
履歴書はエントリーシートを補完する要素が強いので、エントリーシートの内容と相違がないようにする必要があります。ここで矛盾してしまっていると一貫性のない人と見られてしまうので注意が必要です。
履歴書は過去の事実を書くというのをしっかり頭にいれておきましょう。

エントリーシートで自分の未来についてアピールする

それに対してエントリーシートは、まず市販では売っていません。企業が独自に作成しているものです。そのため企業の採用情報のホームページからダウンロードするか、自社説明会で手に入ることがほとんどです。各企業がエントリーシートを作成しているため、質問内容や形式はそれぞれ違うのが特徴で、記述する個所も多くより応募者がどのような人かを見極められるようになっています。
そして履歴書との大きな違いは未来について書くという点です。自己PRや長所、10年後の自分、入社後に何がしたいかなどの、自分の将来に関する質問がメインになります。履歴書よりもより自己アピールできる要素が強くなります。自由度が高いので、自分の個性を出したり随所で工夫をすることができます。なかには自由記述欄を設けている企業もあります。ここは他の項目と比較しても自由に記載できる個所で、図やイラスト、色を使うこともできたりします。よりじぶんらしさをアピールできる項目なので、工夫して書いて人事担当者の目に留まるようにしましょう。
エントリーシートも履歴書の内容と矛盾がないように一貫性を意識して書く必要があります。履歴書とエントリーシートは一貫性が必要ですが、同じ内容にはならないように注意して書きましょう。

履歴書とエントリーシートの内容を書き分けるために

それでは実際に履歴書とエントリーシートをどのように書き分けていくかをお伝えします。
履歴書は形式がある程度決まっているので少ない枠内に簡潔に書くというのがポイントです。少ない枠のなかに多くの情報を詰め込もうとすると結局何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまいます。より詳しい内容を伝えたいときには同じような質問内容がエントリーシートにあれば、そちらに書くようにします。簡潔に一言で伝わるように書くというのを意識して書きましょう。
また事実として過去のことを正確に書く必要があります。自分の履歴を書くものなので、ここでアピールするというよりは端的にパッと見てわかるようなものが良いです。
対してエントリーシートは結論から書くことが重要です。これは文量が履歴書より多いためです。結論から書くことで何を伝えたいのかが最初にわかるので、続きを読み進めようという気持ちになります。文量も長く書くことができるので、自己アピールと具体的なエピソードを盛り込みましょう。このエピソードを印象的なものにすると人事担当者の記憶に残りやすくなります。注意したほうがいいのが、文章が長文なのでわかりやすく書くことです。まずは箇条書きで書き出し、全体の構成を決めてから書くときれいにまとまりやすくなります。

「間違えた!」そんなときの対処法

履歴書もエントリーシートも手書きで書いた場合は、誤字脱字には気をつけなければいけません。細心の注意をしていても誤字は出てしまいます。そんなときは一から書き直す必要があります。一文字ぐらいなら修正液や修正テープで直してしまいたくなりますが、その修正方法はNGです。特に履歴書は公的書類なので、修正した痕跡があるとねつ造書類ということになりかねません。同様にカッターで削るという方法もありますが、この場合も修正した個所が他と違うのですぐに修正したことがわかってしまいます。
履歴書の修正は時間がある場合は書き直すのがベストですが、提出直前に誤字脱字に気づき書き直す時間がないときには、訂正印での修正も可能です。訂正の方法は、間違えた箇所に二重線を引き訂正印を押し、正しい内容を上下の余白に記入します。
とはいえ提出した書類に修正した個所があると、企業には志望度が低いと受け取られてしまいます。訂正のあるなしですべてが決まる訳ではないですが、印象としてはあまり良くありません。事前に下書きをしたり、一言一句丁寧に書けば誤字脱字は防ぎやすくなります。履歴書もエントリーシートも書き上げたら必ず見直してをして、ベストな状態で提出しましょう。