ここも金融プレイヤー!クレジットカード会社、信販会社ってどんな会社

金融業界、というと銀行や証券を思い浮かべませんか? ところがどっこい、忘れてはならないのが、クレジットカード会社や信販会社。 そしてこれからの時代、クレジットカードはますます普及していくことを考えると、伸びしろのある業種でもあります。 そんなクレジットカード会社、信販会社のことを知っておきましょう。

業界・企業研究 

2018.08.06

ざっくり言うと

  • クレジットカードの仕組みとそれを支える業務とは
  • 信販会社についても理解を深めよう
  • クレジット・信販は「貸金業」ではない!

クレジットカード会社とは

そもそも、クレジットカード会社って何をしているところなのかご存知でしょうか。
それを知るためには、クレジットカードが何なのかを知っておく必要がありそうです。

1.クレジットカードとは
 学生の皆さんでも、クレジットカードをすでに持っているという方も多いでしょうが、
そもそも、クレジットカードとは何なのか、ここで一度おさらいしておきます。
 クレジットカードとは、端的に言えば後払いが可能なカード。その場に持ち合わせの現金がなかった時や、急な大きな出費が出たときにとても便利になってきます。また、海外でも使えるものが大半なので、海外でお金が無くなっても大丈夫。
 最近ではネット通販の決済もあたりまえのようにクレジットカードで支払えるので、買い物の場所の幅も広がってきています。

2.クレジットカードの仕組み
 クレジットカードは、顧客・お店・カード会社の3者の関係によって成り立っています。
顧客がカードを使ってお店を利用し、カード会社はその分の支払いをお店に先に済ませて、お店は顧客の代わりにカード会社が支払ってくれるのに対し手数料を渡す。
顧客は現金がなくても買い物ができ、お店側としては現金がない、といって顧客が離れることが減って集客に役立ち、カード会社はお店からもらう手数料で成り立つ、という、3者全員がうれしい仕組みになっているといえます。

3.クレジットカードの役割
 クレジットカードは、今や現金に代わるスタイルとして人々のあいだに浸透してきています。
 日本ではまだまだ借金というイメージが強かったり、人によってはどんどん使ってしまいそう、と敬遠している人も少なくありません。
 ですが、「クレジット」とはそもそも「信用」という意味。海外ではクレジットカードの利用限度額が大きいほど「支払い能力がある人」として信用があり、一種の身分証明の役割も持っているそうです。
 日本でも、そうしたクレジットカードの前提が早く伝わっていってほしいものです。

クレジットカード会社の3つの魅力

そんな重要なクレジットカードを扱う、クレジットカード会社とはどんな魅力を持った企業なのか。気になりませんか。
実は主に3つの業務に分かれているのです。

1.イシュアー業務
 クレジットカード会社の中でも最も重要な業務。
 VISAやMaster Cardといった名だたる国際ブランドからライセンスを取得し、消費者にクレジットカードを提供する仕事です。
 実際のクレジットカード発行手続き、クレジットカード加入の営業活動、自社カードの名前を売るためのキャンペーン活動などもこの業務に含まれます。

2.アクワイアラー業務
 クレジットカードは今や様々な会社が取り扱い、星の数ほどあります。
クレジットカード会社にとって重要なことの一つは顧客を増やすことですが、そのために他社のクレジットカードとの差をつけることがとっても重要。
 そこで、ポイント還元のサービスや使える店舗数を増やしていくことで、消費者がなにがしかのメリットを感じて自社カードを選ぶようにしたいのです。
 アクワイアラー業務は、そうした加盟店舗の拡充や管理をおこないます。

3.セキュリティ業務
 日本でのクレジットカードの普及率が低い原因の一つに、不正利用などが怖い、というのがあります。
 特にネット通販などは、ネットでカード情報を読み取られる可能性もあるので、より恐れて使わない傾向に。
 そんな不正利用などを防ぐように活動しているのが、セキュリティ業務です。
法律に精通しているスタッフなど、知識を持った社員が団結し、顧客に不正利用などのトラブルが届かないよう、守ることが仕事。

クレジットカード会社に就職するイメージが湧いてきたでしょうか?

「信販」って一体なに!?

続いてクレジットカード会社とよく混同されることの多い「信販会社」についてみていきましょう。

1.そもそも「信販」とは
読んで字のごとく、「信用販売」の略です。買い手に対して「信用」を提供し、料金後払いを認める販売の方法のひとつ。またの名を「クレジット」ともいうので、クレジットカード会社と混同してしまうのも無理はありません。

2.どんなときに使う?
クレジットカードと同様、消費者が高額の買い物をしたいときに使われることがほとんど。手持ちの現金がない場合、給料日前などには重宝するシステムといえますね。

3.それって借金とどうちがうの?
クレジットもそうですが、後払い料金を可とする信販は借金と混同しがちで、日本人の多くは敬遠しがち。しかし、信販・クレジットと貸金業とは根本的なところで異なっています。
お金を直接消費者に直接貸し出し、お金で返却するのが貸金業。
対して、モノやサービスを消費者に貸し出して、のちにその代金を支払うのが信販・クレジットなのです。
つまるところ、貸金業ではお金そのものを消費者がどう使うかは自由。貸金業者と消費者の間の関係が大切になってきますが、信販・クレジットではモノやサービスに限定して貸し出すので、消費者と販売店舗、信販・クレジット会社と3者の信用を軸に成り立っているのです。

信販会社は社会に不可欠な存在

クレジットカード会社とほとんど同じなら、なぜ信販会社があるのでしょうか。
信販会社の役割を見てみると、実は生活に身近で、いつの間にかお世話になっている仕事もあるのです。

1.個別信用購入あっせん
消費者が住宅リフォームや高額のエステんどに通いたいけれど、お金がない…。
そんな時、信販会社の加盟店であれば、信販会社が加盟店に先に料金を支払い、消費者はそれらのサービスを利用することができます。
消費者は分割払いで信販会社にお金を支払います。
これは、通常のクレジットカード同じような仕事ですね。

2.融資業務
利用者が特定のサービスや商品購入を利用するために、信販会社がお金を貸してくれることです。身近なもので言うとオートローンや学費ローンがこれに当てはまります。
学生の皆さんの中にも、信販会社に学費を融資してもらった方はいるのではないでしょうか。
これはあくまで融資であり、学生の皆さんが学業で成果を出すことを見込んでの「出資」であり借金ではないということを忘れてはいけませんね。

3.クレジットカード事業
仕事内容がクレジットカードとほとんど同じことからもわかるように、信販会社もクレジットカードを発行しています。
主に2種類に分かれ、家電量販店などと提携している「提携カード」、自社ブランドの「プロパーカード」をメインで扱っています。

4.保証業務
マイカーローンなど銀行が個人に対して融資するとき、借りた個人が返済できない時があります。
その時は信販会社の出番。払えない個人の代わりに、銀行に返済する、「弁済」という手続きをおこなってくれます。
そのかわり、信販会社は銀行から保険料を取ることができる。
これは信販会社特有のビジネスモデルです。

いかがでしたか?
信販会社は現代において必要不可欠な仕事。
信用をお金に換える仕事にチャレンジしてみませんか。

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