新卒就活生に送る!履歴書の志望動機はどう書けばいいのか?

卒業してすぐに働きに出る学生を「新卒」と呼びますが、未来の新卒たちにとって就職活動は初めてのことばかりで戸惑うでしょう。 ですが、「新卒」になれるのは一生で一度きり。「新卒」の「志望動機」も一度きりです。 しっかり対策を練って、採用担当者の心に刺さるような志望動機でアピールしましょう。

志望動機 

2018.09.05

ざっくり言うと

  • 志望動機はもっとも重要!?その理由とは
  • 志望動機の書き方は例文を参考にマスター
  • 志望動機を考えるヒントは「原体験」にあり!

履歴書の志望動機欄は必ずチェックされる!

たかが志望動機、されど志望動機。
履歴書の一項目なんて、企業はそこまで気にしていないだろう、と思ってしまっていませんか。
志望動機は履歴書の中でも最も重要なポイント。具体的には以下の3つの観点で見られています。

1.自社のことをよく勉強し、理解しているか
 志望動機を聞くことで、その企業への理解度がわかります。
 業務内容などに違いがあるなどはもってのほかですが、その企業のコンセプトや企業理念をきちんとわかっているかどうか。企業理念に共感できたのであれば、どのようなところに共感したのか。その業務のどんなところに魅力を感じたのか。
 深掘りすればするほど、企業への理解度が試されます。採用担当者につっこまれた時のために、しっかり自分自身で深掘りしておきましょう。

2.どのような人物像なのか
 将来的に一緒に働くことになる人材ですから、企業としても学生がどのような人物なのか気になります。
 どんな性格なのか、どんなところに燃えるのか、何を得意とし、苦手とするのか。周りとの関係はどうか、周囲からの客観的な評価はどうか。
 これは自己分析を入念におこなえば十分に答えることのできるところです。

3.入社後活躍してくれそうか
 採用してみたら、さっぱり役に立たなかった。思った以上に仕事に耐え切れず早々に辞めてしまった、という事態は、企業としては避けたいところ。入社後、会社の発展にどんな風に貢献してくれるのか、会社のどの分野でどんな長所を発揮してくれるのか、企業は知りたがっています。
 もちろん、学生にだって入ってみなければわからないこともあるでしょうが、ここはやる気をしっかりと見せること。ただし根拠のない自信は相手にも伝わるので、それなりの説得力をもった回答を用意しておきましょう。

【例文で徹底解説】志望動機の正しい例文

それでは、ここで例文を見ながら志望動機を書く時のポイントを見ていきましょう。
上記の3点にプラスして、「ベースとなる志望動機」「過去の経験と仕事を結び付けた動機」が盛り込まれていると、説得力が増します。

例文①商社
私が貴社を希望している理由は、貿易業務に魅力を感じているからです。
私はアジアへの留学経験から、必要な商品が必要な人の元に適切に普及し切れていない現状を目の当たりにしました。自らの働きを通じて商品を適切に提供し、多くの人々の生活を豊かにしたいと思い、商社に魅力を感じております。
その中で貴社を希望している理由は、一人一人の社員の主体性に重きを置いている点に魅力を感じたからです。私は学生時代の部活動の経験から、課題を見つけ、その課題の解決に向け主体的に取り組むことにやりがいを感じております。貴社は若手社員にも経営に対する意見を求める風土があるとのことで、自分自身もチャレンジし成長できる土壌が整っていることを知り、そのような点にも魅力を感じています。

≪解説≫
こちらは自分の体験をもとにした「ベースとなる志望動機」と「過去の経験と仕事を結び付けた動機」を明示しているパターンです。「商社」という幅広い分野、複数の企業がある分野においても、何故この会社がいいのか、しっかり企業研究をしたうえで、そこに自分の経験を絡めているので、よく調べていることも本当に興味をもって志望していることも伝わります。


例文②保育士
私が御社を志望している理由は「働くお母さんを支援しよう」という貴社の方針に魅力を感じたからです。私は中学校の時の職場体験で保育園を経験してから、シングルマザーの方々にとって安心して働くことの出来る環境が整備されていないことを思い知りました。
自身がシングルマザーの家庭で育ったこともあり、自分の母と同じような境遇のお母さん方の手助けをしたいと思い、保育園を志望しています。
御社はシングルマザーの支援に力を入れており、その点に魅力を感じました。早朝から深夜にかけて長期間保育を行うなどは、自分の母親にとってもありがたい制度であることはよくわかります。
御社において、一人でも多くのシングルマザーの方々が安心して子供を任せられ、働ける環境のサポートができるよう尽力していきたいと考えています。

≪解説≫
こちらの例文は、「ベースとなる志望動機」がはっきりしているパターンです。自分の経験から仕事の重要性をよく知っており、自分の経験に基づいて実現したいことをこの会社でなら実現できる、と具体的に示しています。

バイト、サークル、自分の「原体験」を見つける

志望動機の芯となり、説得力を持たせるのが「原体験」です。
「原体験」とは、自分自身の思考を形づくるきっかけとなる経験のこと。どんなものがあるのか、簡単に見てみましょう。
もちろん、ここにあげたもの以外でも、自分の体験を振り返ってみると見つかるものもあるはずです。

1.アルバイト
 もっとも志望動機に結び付けやすい原体験です。アルバイトを通して見つけた仕事のやりがい、自分自身の意外な長所・短所を発見しやすく、アルバイトで知ったからこの業界に興味を持ち、調べるようになったというきっかけ作りにも使いやすいです。

2.サークル・部活動・習い事
 学業以外のサークル活動・部活動などは、学業ではつかわない頭の使い方をするので、志望動機に絡めやすいでしょう。課題をクリアした経験、チーム一丸となってトップを目指した体験、敗北を機に立ち直った経験、など青春の詰まった活動体験は、必ず人格形成に影響を与えています。

3.幼いころの体験
 アルバイトやサークルなどの目立った活動がない人も、子供のころまで記憶をさかのぼってみましょう。自分自身の価値観の源がどこにあるのか。
 面倒見の良い性格は、弟や妹の相手をよくしていたからかもしれません。人懐っこい性格は、親戚の多い地域で大人に囲まれて育ったからかもしれません。一人でなんでもできるのはかぎっ子だったから、雑学に詳しいのはおばあちゃん子だったから。

 必ず、今のあなたの価値観をつくった経験が、どこかにあるはずです。掘り起こして、志望動機のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

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