『10年後の自分はどうなっていたいですか?』定番質問への準備を徹底紹介

10年後の自分、想像してみたことはありますか? 10年後というと2028年。年齢は31~32歳になっているはず。 普段はなかなか思い描くことはないかもしれませんが、これも面接で聞かれます。事前にしっかりイメージしておきましょう。

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2018.09.05

ざっくり言うと

  • なぜ人事担当者は10年後の未来について質問するのか?
  • 「今が楽しければそれでいい」なんて言う彼氏とあなたは付き合いたいか
  • 10年後の未来を考えるヒントとは

企業はなぜ『10年後の自分』について質問するのか

なんだか卒業文集みたいな質問ですが、なぜ企業はそんな質問をするのでしょうか。
主に3つの理由があるようです。

1.近い将来をイメージできる、計画性をもった人物であるかどうか
 伸びている企業は、常に数年先の未来を見て動いています。数年先にどんな状態になっているかのビジョンを思い描き、そこから逆算して業務内容、ひいては採用人数なども決めています。当然、これから入社する新入社員にもその基準が求められます。やる気や勢いだけでは社会では通用しません。

2.企業のことをよく理解し、学生のやりたいことと方向性が一致しているかどうか。
 どの質問でも企業が気にかけていることでありますが、やはり10年後の自分を訪ねる質問にもその意図が組み込まれています。
 10年後の自分のイメージの中には、間違いなく志望している企業の存在がいるはず。10年後もそこで仕事する意思があることはもちろん、10年後企業がどのような方向に向かっているか、自分自身が実現したいことと一致しているかどうか、というところまですり合わせができれば、企業としては真に企業のことを理解してくれていると思えるでしょう。

3.向上心があるかどうか
 10年後の自分について質問することで、企業は「向上心があるかどうか」を見ています。「将来の夢は特にない」なんて子供、かわいげがないと思いませんか?「今が楽しければそれでいい」なんて言う彼氏と、この先付き合っていく気になれますか?
 企業も同じです。この先の未来を思い描き、つくっていく向上心のある人と仕事がしたいと思っているのです。

『10年後の自分』について作文を書いてみる

それでは実際に、「10年後の自分」を思い描いてみましょう。紙に書き出してみるのがおすすめです。
とはいえ、いきなり10年後の自分をイメージしてみるといっても、ピンと来ないかもしれません。まずは以下の3点を参考にしてみましょう。

1.OB、OG訪問をして情報を集める
 まずは、実際にそこで働いている人に会うのが一番です。働いてみて感じていること、働いてみて変わったこと。もちろん話している内容だけでなく、仕草や目つき、ファッションなど視覚的な部分を見るだけでも、「数年後には自分はこうなっているんだ」とイメージがしやすくなるはずです。
 また、そのOB・OGの先輩方にも、現時点で目標としている存在がいるかもしれません。そこまで深く聞ければ、より可能性が広がっていきそうです。

2.企業のHPなどからモデルを探す
 自分の行きたい企業に、OB・OGがいない、訪問できないということもあります。最近は企業のHPでも「働いている社員の声」というようなインタビュー記事を載せていることもあるので、チェックしてみましょう。大学のキャリアセンターで卒業生のインタビューをまとめているところもあるので、聞いてみても良いですね。

3.Webサイトなどから情報を集める
 もっとも手っ取り早いのは、Webサイトで情報を集めることです。上記の企業HPはもちろんのこと、企業は違っても同じ業界の企業をのぞいてみるとか、情報は無数に散らばっています。
 また、ドラマや漫画で情報収集をするのもひとつの手です。ドラマを見て「あんな仕事をやってみたい!」と将来の自分につながった人もいるでしょう。近年では仕事の実態をつまびらかにした職業漫画も多く出ているので、良いところも悪いところも知ることができてイメージしやすいと思います。

【例文】10年後の自分はこうなる

イメージが固まったら、それを相手に伝える文章にしましょう。具体的には、以下3点を意識して文章を組み立ててみるのがおすすめ。

1:10年後どのような仕事をしていたいか。
2:10年後の自分になるための大まかな計画
3:そのために現在おこなっていること、入社前・入社後におこなうことを具体的に。

ここで、例文と解説を2つずつ紹介します。

例1)
10年後は御社のマーケティング部門でマネージャーとして1つのブランドを担当したいと考えています。
御社のブランドマネージャー〇〇様にOB訪問させていただいた際に、実際に〇〇様の入社からブランドマネージャーになるまでの過程をうかがいました。
〇〇様の生き生きと話される姿に感銘を受け、10年後には〇〇様のようなブランドマネージャーとして独り立ちできるようになりたいと考えております。
そのためのプランとして、御社の業務を通して生産管理や物流の知識、マーケティングに必要な知識を蓄積して、5年をめどにマーケティング部門で活躍できるようなキャリアを積んでいく所存でございます。
まず入社後はどのような立場でも、商品やブランドに携わりたいと考えています。流通のバイヤーを相手にする、営業の最前線もぜひ経験し、入社3年以内に社内の組織と顧客対応の基礎をすべて身につけ、一人前になりたいです。

解説)
個人を出すことで、より学生がどんな将来を思い描いているのか企業にもイメージしやすくなっています。
それも、実際に理想となる人に話を聞いて、まずはその通りにやってみようという謙虚さ・学ぶ姿勢もアピールできます。企業への理解度もしっかりと示した一例になっていますね。

例2)
10年後は、プロジェクトマネージャーとして、大規模案件を回せる人間になりたいです。
御社に入社後は、まずSEとしてキャリアを積み、主に金融系のシステムに携わり、自身の専門性を高めていきたいと考えております。自分自身のことだけでなく、「周りの生産性をどう向上させるか?」を常に考え、マネージャーとして周囲を見る目線・視野の広さを身につけたいです。
5年後をめどに、リーダーとして小規模のプロジェクトを回せる立場につき、知見を身につけ、10年後には大規模案件のリーダーとしてプロジェクトをマネジメントできる人間になりたいと考えております。
現在は就活の合間をぬってプログラミングの勉強に励み、まず技術面でスタートダッシュが切れるように技術を磨いているところです。

解説)
どのような体制の企業か、というところまでしっかりと調べられ、5年後にはこう、10年後にはこう、と段階を踏んだ計画は、しっかりとイメージしていることが伝わるので好印象です。
そのために現在努力していることも盛り込まれているので、向上心があることもアピールできます。

これらの例文の構成・ポイントをまねして作れば大丈夫!
自分で原稿にすればイメージは確固たるものになります。ぜひ、自分だけのイメージを膨らませましょう。

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