エントリーシート(ES)は自己PR欄で勝負が決まる!

最初の企業へのアピール、エントリーシート。 志望動機も大事ですが、企業が何より知りたいのは自己PRの部分です。 そこから企業は何を知ろうとしているのか。 採用担当者に強く印象を残す自己PRとは何なのか、ここでコツをつかんでおきましょう。

エントリーシート 

2018.09.07

ざっくり言うと

  • エントリーシートの自己PRが重要な3つの理由とは
  • どう書いたらわからない...そんなあなたは例文を参考に
  • 自己PRのヒントは「過去の自分」

エントリーシートの自己PRが重要な3つの理由

ところで、なぜ自己PRが重要なのでしょうか。そこには主に3つの理由があります。

1.採用担当者が学生のことをよく知るため
 当然といえば当然ですが、採用担当者も人なので、よくわからない人を採用するわけにはいきません。プライベートにおいても。よくわからない人とお付き合いをする、なんてことはまずないでしょう。採用担当者も、どんな人と一緒に仕事したいか、に重点を置いています。

2.入社後もチャレンジする意欲があるかどうか知るため
 入ってみたら思った以上に合わなくてすぐに辞めてしまった…なんてことがあると企業としては損失。即戦力としてはもちろん、将来的に戦力になると期待して学生を採用しているわけですから、入社しても学び続け成長し続ける意欲のある学生が良いと思うでしょう。自己PRはそこも大切。ただ過去の栄光をアピールしているだけでなく、その経験を糧にどうなっていくかを考えている姿勢を見せることが、一番のPRです。

3.学生自身が自分の志望動機や長所を把握するため
 エントリーシートはいわば就職活動の入り口。初めて企業に具体的なアプローチを仕掛けるポイントです。その企業に対して自分自身がどのような思いを持っているか、また自分の活かせる長所はどこか。自己PRをしっかり書くことで、学生自身が明確にできます。ここでしっかり自己PRを書いておけば、今後の就職活動もぐっとやりやすくなるはず。

【例文で解説】自己PRの書き方を徹底伝授!

それでは、具体的にどのような自己PR文が採用担当者の心をつかむのでしょうか。
例文を見ながら解説を確認しましょう。

例文)
私の強みは、責任感が強いこと、与えられた役割を全うするためには全力を尽くせることころです。この強みを発揮したのが、文化祭での模擬店で30万円の売上を達成した経験です。

大学1年の時から所属するサークルでは文化祭でたこ焼きの模擬店を出していて、文化祭の2日間で20万円の売り上げを上げることが、サークルの部長を務めた私のミッションでした。ですが例年2日間合わせても15万を超えることは厳しいという話を聞いていたり、当初はサークルメンバーからの信頼もそれほどではなかったので、達成は厳しいと感じていました。

ですが、私には自分の役割を全うしたいという想いがあり、諦めずに問題点を洗い出し、改善策を考えました。具体的には、
1.たこ焼きそのものの魅力だけではなく、顧客へのメリットに焦点をあててセールスをする
2.宣伝チーム、たこ焼き制作チーム、販売チームの3つにわけ、それぞれにリーダーを立てて役割を与える
3.何度も販売当日のシミュレーションを行い、当日の動きがスムーズに進むようにする

これらの策を講じた結果、2日間を通して20万円どころか30万円の売り上げを記録することができました。御社でも〇〇事業の営業として役割以上の仕事に対応し、会社の業績アップに貢献していきたいと考えております。

解説)
自己PRを書く上で気をつけておきたいことは、以下の通りです。

・どんなサークルにいたのか、は企業としては興味がない
企業はサークルそのものよりも、そこであなたが経験したことのほうに興味があります。この例文でも、サークル活動の内容よりもそこで自分が工夫した経験に重きを置いていますね。

・内容を具体的に書く
「自分にはリーダーシップがある」「責任感がある」といった抽象的な表現では採用担当者に伝わりません。例文のように、どのような課題があり、どのようなアクションでそれを解決したのか、をより具体的に書くと説得力があります。具体的な数字が表記されているとなお良いでしょう。

・志望動機に絡める
ただ経験をシェアするだけでは、自慢になってしまいます。その経験を入社後どのように生かしていきたいのか、会社のどのようなところに生かしていけるのか。企業にとって自分はこれだけの価値がある、とアピールするのが自己PRです。しっかり企業の存在を意識することを忘れずに。

自己PRのヒントは"過去の自分"にあり!

さて、上記の例文を参考に書いてみるのは良いとしても、まさかまるっきり同じ経験があるわけでもありません。自己PRのヒントはどこから見つけてくれば良いのでしょうか。

1.サークル・部活動の経験
最もあつかいやすい題材として、サークル・部活動の経験が挙げられます。チームで一丸となって目標を達成した経験、人間関係を築く中で超えてきた障害、まさに「青春」ともいえる経験の数々は、必ずあなた自身の糧となっているでしょう。企業にアピールできるあなたの強みが、そうした経験の中に眠っています。

2.アルバイトの経験
入社後の仕事につなげやすいのは、アルバイトとして社会に出た経験です。学生のうちから社会のマナーを学ぶことは、少なからず学業とのギャップを感じたことでしょう。そこで感じたこと、学生だからこそ工夫できたこと、チャレンジできたこと、学生だから見えた正社員のあれこれ。そうした視点は今しか経験できない貴重な財産です。自己PRに活用しましょう。

3.どんな小さなことでも
サークル活動もアルバイトも、何もしてこなかった…という方もいるでしょう。でも大丈夫。生活の中のどんな小さなことでも、自分自身の「ここは譲れない!」というポイントや、「これだけは大切にしている」というところを見つけてみましょう。必ず毎朝決まった時間に起床している、でも良いですし、自分の願望に正直であるためにゲームの時間は確保する、でも良いかもしれません。必ず見ているテレビがある、それはこういう価値を感じているから、とうまく話を盛るのもひとつの手。何とかアピールできるポイントをひねり出してみましょう。