【要注意】就活で親のアドバイスは聞いてはいけない!?

成人しても親は親、子供は子供。 親の背を見て育つのが子供ですし、親の言葉を信頼する気持ちもわかります。 親である以前に人生の先輩である親としても、子供の就活にアドバイスしたくもなるでしょう。 アドバイスはもちろんありがたい。ですが、どこまで鵜呑みにすれば良いのでしょうか。

自己分析 

2018.10.04

ざっくり言うと

  • 「親の時代とは違う!」これだけは断言できる
  • もはや映画の世界、30年前の日本はバブル絶頂期
  • 時代の変化を認識して、自らの感覚をアップデートすべし!

親の時代と今の就活は違う

いま就活を進めている皆さんの親が就活をしていた時代というと、今から約30年前ということになるでしょう。
そのころと現代とでは状況も大きく変わっているということに、気づけないでいる親は多いようです。
こちらの記事で上げている、現代と30年前との異なるポイント5つをご紹介しましょう。
https://toyokeizai.net/articles/-/235214

1.「売り手市場」に違い
 もちろんここ数年は売り手市場といわれてはいますが、約30年前の売り手市場とはわけが違います。
 今でこそ一人あたりようやく1~2社の内定をもらえるようになってきてはいますが、約30年前は一人あたり5~6社は内定をもらえて当然だったのです。
 親に「内定もらうのは楽勝」と言われたとしても、基準が全く異なることには注意です。

2.学歴主義より能力主義
 かつては偏差値の良い大学に入れば、その名前だけで企業に入れたということもあったでしょうが、今は学歴より能力が重視される時代。良い大学に入ったからといって油断は禁物です。

3.変化している社会
 在学中は専門的なことを学んでいたのに、就職活動ではサービス業を選択。そんな学生も増えてきて、親としては疑問が残るかもしれません。
 なぜ学んだことを生かそうとしないのか。活かすこともできますが、現代は親の世代に比べてサービス業の需要が高まっています。そこを就職先に選ぶ学生が多いのも納得。

4.就活のスピードには個人差がある
 親によっては「まだ内定が決まらないの?」と聞いてくる親もいるでしょう。気持ちはわかりますが、現代は企業によって新卒を募集する時期が異なることもあり、内定が取れるスピードは人それぞれ。
 気にせず自分のペースを信じていきましょう。

5.かさばる就活費用
 地方からの就職活動などは、交通費が予想以上にかさみます。親世代に比べて就活に足を運ぶ回数も必然と増えているということを、きちんと知っておいてもらいたいところですね。

30年前の日本は「バブル絶頂期」

30年前といえばいわゆる「バブル」と呼ばれた時代。いま就活を頑張っている学生の多くにとっては教科書に載っている歴史のひとつに過ぎないかもしれません。
そんな「バブル絶頂期」の就活事情とは、どのようなものだったのでしょうか。

1.高度経済成長期、すべてが希望で満ちていた時代
 当時はほぼすべての企業がこれから事業を拡大する、というころで、まだまだ経済的に豊かとは言い切れずとも世間全体が希望に満ちていた時代でした。今でも人気の商社や銀行はもちろん、大手企業に入れば安定が約束されていた時代でもあります。

2.1か月で内定獲得?!職に困らない時代
 就職活動は大学4年の10月1日にスタート。大半の学生は10月中には内定をもらっていたといいます。
 もちろん今と同じように大量に採用し、研修などでふるい落とすケースもありましたが、それでもすぐに次の就職先が見つかるほど、職には困らない時代だったようです。

3.コネ入社も。ネットのない時代
 今よりはるかに恵まれていたとはいえ、当時は今のようにネットが発達していません。主にカタログや大学に来る求人をもとに就職活動を進めていたようです。
 中には新聞広告を見て履歴書もなしに私服で飛び込んで採用、なんてことも。業務内容や会社の雰囲気を知れるという点では、今のほうが自分の好きな職には就きやすいかもしれません。
 特にコネ入社も多かったとか。お金や権力にモノを言わせるのではなく、良く知らない人を採用するよりは、自分の親戚とか知り合いなど縁のある学生を採用するほうが安心、という身分保証のような部分があったようです。

知らないうちに自分が30年前の感覚になっている!?

比較してみると大きな違いの見える、30年前と今。
社会情勢も大きく変化していますが、実は人気企業ランキングはほとんど変わっていないようです。
参考:https://limo.media/articles/-/5049

1.変わらぬ人気上位は銀行、商社、マスコミ、機械
 当時も今も人気ランキングの上位を占めるのは、銀行、商社、マスコミ、機械系の企業です。
 銀行は数々の統合を経ているので今の学生にはわからない名前のところも多いですが、統合してよりそのブランド力を強めたといっても過言ではありません。商社人気も同じく、そのネームバリューや財閥のバックアップが強力。
 常に最前線を行く通信などのマスコミや機械も、当時も今も変わらず成長し続ける業界です。

2.ゼネコン、自動車は発展途上
 今より30年前のほうが人気のあった業界は、ゼネコン、自動車。
 ゼネコンはいわゆる建設業ですが、当時はゴルフ場の開発などがどんどん推し進められている時代であったため、企業も人手が欲しく、成長中の企業として人気があったようです。
 同じく自動車も、今でこそ世界をけん引しているといわれていますが、30年前の当時はまさにこれから、という時代でした。

3.共通点は「安定志向」
 なぜ、今と社会情勢が異なるのに人気企業は変わらないのか。
 30年前の当時、人気だった企業は入れば一生安定、ともいえるような大手企業がほとんどでした。当時の企業の成長力や、世界の企業と比較すれば、確かにそう見えたかもしれません。
 ですが今、有名大手企業も業績不振に陥ったりと変化の激しい時代。学生の多くは安定企業に勤めたいという傾向が強いようです。そこで入れば安定といわれていた企業に注目する。結果として、30年前入れば安定といわれた上位企業に集中したのだと思われます。

自分の感覚を今の時代にアップデートしよう

上記の通り、親の世代と自分たちの世代では、大きく状況が変わっているようです。
それを踏まえて、今後の就活をどう乗り切っていくかしっかり考えましょう。

1.今の社会のことをきちんと知る
 親の世代と今とでは、日本の経済事情そのものが大きく変わってきています。
特に震災やリーマンショックなど、経済に大きな影響を与えたことも記憶にあたらしいですよね。
 加えて近年の働き方改革。政府を動かすほど、実際に働いている現場の声は、親の世代と比べて大きく違ってきています。
 今の時代の仕事の選び方、働き方に自分の脳をアップデートしていきましょう。

2.30年前人気だった企業の傾向を知る
 昔は安定といわれた大手企業も、今ではどうなるかわからない、というのは、最近のニュースを見ていればわかるでしょう。そもそも30年前に人気だった企業は、なぜ人気だったのかを知っておくことが必要です。
 例えば当時は人気だった金融・銀行。もちろん今でも人気はありますが、近年フィンテックの台頭で将来的に仕事がなくなることを懸念して避ける学生は増えています。
 自動車業界も外国人労働者の増加や機械化が進んで、あまり将来性が見えないといわれています。
 それらの企業が30年前は人気だったのは、当時は成長過程にあったからです。そこをしっかりと見極めておきましょう。

3.今、自分が何を求めているかを知る
 親世代との大きな違いは、企業の情報をいくらでも取れることや、自分の本当に好きな仕事ができる、選べる時代にあるということです。
 30年前は企業の情報はほとんど得られず、名前だけで何をやるのかわからないまま入ったという人もいれば、特に女性は今より差別が激しく、事務職など限られた仕事にしかつけなかったともいいます。
 真に自分がどんな仕事を求めているかを知り、そこに忠実になって就職活動を進めていきましょう。

タグ