内定をゲットし続ける「プロ学生」って一体何者!?

「プロ学生」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 就活の都市伝説と思ったら大間違い。 もしかしたらあなたの近くにも、これから受ける企業のライバルにも、「プロ学生」は紛れ込んでいるかも?! そんなプロ学生の実態を探りました。

2018.10.05

ざっくり言うと

  • プロ学生の特徴はこの3つ!
  • プロ学生にも良し悪しはある
  • プロ学生だけが内定をもらえるわけではない

そもそもプロ学生とは

プロ学生という言葉になじみのある人もない人も、ここで一度おさらいしておきましょう。

1.一言でいうと「すごい学生」
プロ学生の定義は幅広いようですが、一言でいうと「すごい学生」のこと。
学生でありながら、プロのよう、つまり学生なのに社会人並みのスキルを持つ学生を主にそう呼んでいるようです。
明確に「何ができる」ということではなく、その道のプロフェッショナルであればプロ学生と定義することもできそうです。

2.出現率5%?!
プロ学生の出現率は5%と人事担当者の間では言われているようです。
これがゲームだったら、かなりのレアキャラクターといえるのかもしれません。
それだけ、プロレベルで仕事ができる学生は稀少だと企業側も考えているようです。

3.自分にしっかりと自信を持っている
プロ学生の特徴のひとつは、「自分に自信を持っている」ことです。
どんなに高いスキルがあっても、変に謙遜しているようでは普通の学生と変わりはありません。
自分のスキルをしっかり自分で誇っていて、最大限力を発揮できるからこそプロ。学生の身分でありながら社会人と渡り合っていくには、それなりの自信は必要でしょう。

プロ学生は何がすごいのか

一言でいえば「すごい学生」とはいうものの、どんな人が「すごい」のか。
上記で幅が広いと述べましたが、特にプロ学生によく見られるタイプを3タイプ紹介しましょう。

1.学生ベンチャーなど起業経験がある
 小学生だって起業する時代、学生起業家なども珍しくありません。学生ベンチャーなどを立ち上げた経験のある学生は、まさしく「プロ学生」。企業に入ってからも新規事業の開拓や事業の立ち上げなどの即戦力として重宝されるので、企業としても喉から手が出るほど欲しい存在といえるでしょう。

2.大手企業でインターン経験
 自社企業でなくとも、大手企業でインターン経験を積んでいる学生も「プロ学生」として企業が注目するところです。
 大手企業の鵜インターンは独創性豊かなところも多く、その社風に合えばそのまま入社、なんてこともありうる話。そこを敢えて自社に来てくれたのだから、その大手企業のインターン経験で勝ち得てきたアイデアを、即戦力として自社の経営に生かしたいと考えるでしょう。

3.プログラミングなど即戦力として使えるスキルを持つ
 上記2例からもわかるように、会社に入って「即戦力」となりうる、社会人と同等のスキルを持った学生は「プロ学生」となり得ます。
 それは、プログラミングなどの技術面でも同じこと。近年では自分で情報を取りに行けば独学でいくらでもスキルを高められる時代です。学生の時点で社会人に匹敵する技術力を持つ学生も増えてきました。

プロ学生も良いことばかりではない

プロ学生といえど、良いことばかりではないようです。プロ学生が体験した、就活で困ったことをまとめてみました。

1.優秀な学生はキープしたい!オワハラに遭うことも
 企業としては、そんな優秀な学生はキープしておきたい、というよりは何としても自社に入社してほしい、と考えます。
 思いあまって「オワハラ」にいたる企業もあるようです。
 実際に7社の内定をもらうほどの優秀な学生が、他企業の面接日程にかぶせて研修日程を組まれ、そこに参加しなければ内定は出せない、と遠回しに囲い込むということもあったようです。
参考:https://www.manetama.jp/report/shinsotsu_owahara/

2.優秀すぎて不採用?!
 その輝かしい経歴を見て、企業側からまさかのNOが出ることもあるようです。
 面接官のほとんどは「プロ学生」のようなスキルを詰めるような環境にいなかった世代です。採用担当者も人間なので、とても自分の手には負えない、と思ってしまうこともあるのかもしれません。
 あるいは本人が「すごい」と思っているだけで、面接官からしてみれば大したことはない、なんて事例もあったりします。

3.優秀すぎて人間性が見えない
 自分の成績や実績をアピールしてもうまくいかなかった学生が、どうということはない、普通のアルバイト経験から得た体験談を話したところ、すんなりと内定を獲得できたという話もあります。
 大事なのは外見だけの成績や実績ではなく、その中身。そこから学生が何を学び、気づいたかという人間性を感じられるエピソードを、企業は欲しているようです。

企業が採用するのは「普通の学生」がほとんど

出現率5%というだけあって、確かにプロ学生は企業も物怖じするほどの威力を持っているようです。
ですが、当然のことながらプロ学生でなければ内定がとれないというわけではありません。

1.普通であることを恥じる必要はない
 面接などでそんなすごい学生の話を聞いていると、自分は普通で何もない、と思うかもしれません。
 そこはご安心を。大抵の企業は「普通の学生」を求めています。
 もちろん、企業によっては「即戦力」となる学生を求めている場合もありますし、いればいるに越したことはないでしょうが、そうはいっても大半は「普通の学生」なので、普通の学生を育成する準備はできています。
 「普通」であることはあたりまえ、と胸を張って就活に臨みましょう。

2.自己PRを工夫すれば誰でも「すごく」なれる
 確かにプロ学生は高い技術力や確かな実績を持っているかもしれませんが、それはあくまで一般の学生に比べて、ということです。
 あなた自身の経験してきたことの中には、それまでの自分と比較して「すごい」と思える経験はありませんか?
 例えば、人と話すのが苦手だったところから接客のアルバイトができるようになったとか、大学1年の時は1日5ぺージくらいしか本を読めなかったのに、3年になるころには1週間で1冊ペースで読めるようになったとか。人から見ればちっぽけなことでも、あなたにとっては大きな変化ということはありませんか。
 ちょっと見方を変えれば、誰にだって「すごい」経験のひとつやふたつはあるものです。

3.大切なのは意欲
 プロ学生と呼ばれる人たちも、最初からなんでもプロ級にできたわけではなく、それなりの努力があったからです。普通の学生だって、しっかりと自己分析や企業研究をおこなえば、内定はとれるでしょう。
 プロ学生の足元にも及ばないからと、何も努力をしないのでは普通の学生以下になってしまいます。
 プロ学生ほどのスキルがないのであれば、どこでカバーして内定を勝ち得るか。大事なのはそのためにどうするか考え、実行する意欲です。