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「性行為を迫られた」「結婚したら辞めろと言われた」40%が経験した不安…就活セクハラの実態

こんばんは。ライターの川端いちごです。 今回、就活で遭遇するセクハラについてまとめました。

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作成日:2020年05月31日  更新日:2020年06月02日

ざっくり言うと

  • 就活でセクハラを経験したのは女性の40%!
  • 多いものは「結婚・出産したら辞めろ」といったキャリアに不安を抱かせる内容
  • なかには性的な関係を迫られる悪質な例も……!

この記事を書くにあたり、小規模なアンケートを実施し、48人の女性と9人の男性から回答をいただくことができました。

 

不安、恐怖。就活で受けるセクハラの定義

まず、この記事ではセクハラの定義について簡単に確認しておきます。

 

男女雇用機会均等法においては、このようにセクハラが定義されています。

 

1.職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること(対価型セクシュアルハラスメント)

 

2.性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなったため、労働者の能力の発揮に大きな悪影響が生じること(環境型セクシュアルハラスメント)

 

このように、性的な言動により不利益を被ることや、就業環境が害されることをセクハラというようです。

もっとざっくり言うと、「性的」+「嫌だと感じる」ということですね。

 

今回は、この定義を参考に、

 

A:『就職活動において、「女だから」「男だから」と言われたり、性的な話や結婚・子供の話をされたりして、嫌な気持ちになったことはありますか?』

 

B:『就職活動において、性的な関係を迫られるなど、身に危険を感じたことはありますか?』 という二つの質問について回答を集めました。

 

就活セクハラで不安、嫌な気持ちになったことがある方は女性の40%

女性では48人中19人(40%)が就活のセクハラについて経験が「ある」と回答しました。

また、女性だけでなく、男性では9人中1人が「ある」と回答しました。

 

就活のセクハラで「身の危険」を感じたことがある女性も10%に

女性48人のうち、10%に当たる5人が「身の危険を感じたことがある」と回答しました。

なお、男性で「ある」と答えた人は今回いませんでした。

 

セクハラの不安(1) 就活でセクハラが多く報告された業界は?

就職活動中にセクハラ被害に遭遇したことがある業界について調べたところ、 以下の業界からは就活生から複数、セクハラについて報告がありました。

 

・マスコミ(テレビ、出版、広告)

・不動産

・物流

・食品メーカー

 

セクハラの不安 (2) どのような発言・言動が多かった?

アンケートでは自由記述欄をもうけ、セクハラで実際にどのような発言・行為をされたのか、書ける範囲で書いていただきました。

 

就活セクハラで1番多いのは結婚・出産・子育てに関する差別

 

一番多かったのが「結婚・出産・子育てに関する差別」でした。

先ほど挙げた業界以外でも、コンサルティングファーム、保険、物流、不動産、出版など、幅広い業界で見られました。

 

具体的には、

・「結婚や出産で仕事をやめる可能性はある?」と面接で聞かれる

・「女性は結婚出産があるだろうから、最終的には本社で事務職勤務になる」と言われる

・「結婚願望はないと答えたところ、結婚するよう強く勧められた。性行為の有無まで少し触れられた。嫌悪感を抱いた」 などの声がありました。

 

就活セクハラで男女問わず多かった「恋愛について聞いてくる」もの

 

男女かかわらず多く報告されたのが、「恋愛について不必要なのに聞いてくる」就活セクハラでした。

 

具体的には、

・「趣味は彼氏の影響か?」と選考に関係ないことを聞かれる

・「モテてきたでしょ?遊んでそう。彼氏いるの?」と言われる。

・「彼女がいない理由」をしつこく聞かれる などがありました。

 

就活セクハラで時折見られたのが「女性のキャリアを定義する」もの

 

就活セクハラの報告では、「女性のキャリア」を勝手に狭める発言も時折見られました。

 

具体的には、

・「女の子は地域職ぐらいがいいよ。総合職なんて頑張らなくていい。どうせ結婚とかするし。」と説明会で言われる。

・「女は愛嬌さえあればいい」と言われる。

・「女性としての幸せ=結婚」だと言われる。

・「女の子なのにバリバリ働きたいって珍しいね」と言われる。

などの声がありました。

 

就活セクハラで業界によって見られる「作業服への抵抗」を聞くケース

 

複数件あったのが、作業服への抵抗を聞く質問です。 特に鉄鋼や物流などの業界で、

うちは作業服を着るような仕事があるが大丈夫ですか?

「工場の視察がありますが大丈夫ですか?」 など確認されたという声が複数ありました。

 

作業服を着るような仕事=女性が失望して辞めてしまうと想定して質問してきているため、セクハラに感じられるという回答が相次ぎました。

 

ひどいものでは、「こちらが『それならいいです』と言うまで質問を繰り返され、追い払われた」という意見もありました。

鉄鋼、物流業界では単に作業服への好みを聞いているのではなく、女性を追い払う建前に作業服の好みを利用していることが分かりました。

 

就活セクハラで10%が不安を抱いた身の危険…お酒・性的な関係のリスク

 

最後に、最も悪質な「体の関係を迫る」タイプのセクハラについて報告させていただきます。

 

読んでいてとても心が痛んだので詳細は書きませんが……。

・夜遅くに飲みに誘われる ・性行為をせまられる

・「食事」と言われてホテル街に連行されそうになる

などの報告が、今回のレポートでは上がりました。

 

就活セクハラにあったとき、就活生はどうしたらいい?

まとめますと、今回の調査で、4割ほどの人は就活で嫌な思いをしたことがあることがわかりました。

 

就活セクハラで不安になったり、嫌な思いをしたときは

 

セクハラは決して許されないもので、私たちが泣き寝入りする必要は全くありません。

しかし、被害を訴えるとしても、心理的にとても辛い思いをすることがよくあります。

まず、自分の中で許せる範囲と許せない範囲をしっかり決めてから面接やOBG訪問へは行きましょう。

許せないことをされたらこちらから選考を辞退する覚悟を決めておくのが、最低限の自衛になるのではないでしょうか。

 

自分が「この会社では働いても幸せになることが難しそうだ」と感じるような、ひどいセクハラ発言をされたときは、こちらから貴社の発展をお祈りしてしまいましょう

 

もちろん、可能であればその場で

「御社のように女性を軽んじる会社では私は働きたくありませんのでこれで失礼いたします」

「御社の社風はたいへん古典的なのですね。伝統的を超えてもはやカビでも生えそうです。こんな会社で働いていてうんざりしないんですか?」 と、啖呵をきって颯爽と退場するのもかっこいいです。

 

が、後輩の選考が不利になる恐れもあるので、躊躇する方も多いはずです。

それに、とても心理的エネルギーをつかうものです。

 

私も以前、啖呵をきった帰りに、「私はみんなが我慢してるセクハラ発言も流せないような、容量の悪い女なのか」と泣いてしまったことがあります。

でも、たとえ泣きながらでも、そういう抵抗をすることによって、後の女性たちが少しずつ救われていくはずです。

 

また、2人きりの選考・座談会・懇親会など不安を抱きそうなシチュエーションでは、録音機器をもっていき、万が一のときにセクハラの証拠をつかめる準備をしておきましょう。

 

証拠は大学の学事に訴えることで、大学からクレームを入れてもらうこともできます。

また、もし弁護士へ依頼して争うことになったとき、録音はゆるがぬ証拠になります。 携帯で簡単に録音できますから、録音アプリを起動させておきましょう。

 

もし、就活で身の危険を感じたときは

 

身の危険を感じるのは、基本的に個人で会う(リクルーター面接やOB訪問/OBG訪問)のときが多いと思います。

性被害に至らなかった場合でも、記憶には強く残るでしょう。

本当に危機感を抱いたら、その場で110番通報しましょう。

 

どれだけ注意していても、性的被害にあってしまうことはあります。

あなたは悪くありません。

 

本来ならきちんと裁かれるべきことですが……。

残念なことに、いまだに被害者にも落ち度があったのではないかと、批判されることがあります。

そういった誹謗中傷から身を守るため、性犯罪・性暴力に関する相談窓口に相談しましょう。

 

就活セクハラで不安を抱かないために……

セクハラについて話していると、中には、「いちいち男の発言にたてつかない方が得よ」と言う人がいます。

「セクハラ発言に目くじらをたてるのはだいたいみんなブスな女だ」 と言って馬鹿にする人たちがいます。

 

そういう世の中で、はっきりと「NO」を主張することはほんとうに難しいことです。

セクハラ発言をされても、その場では笑ってやりすごすことが習慣になっている人が多いと思います。

 

私も、その場では怒れなかったのに、あとからじわじわ怒りがわいてきたり、悲しくなったりしたことが何度もあります。

それでも。世の中はゆっく変わりつつあります。

まだまだ生きやすい世界には程遠いですが、絶望せず、自分の生きやすい場所を探していきましょう。

 

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この記事を書いた人
投稿者

川端 いちご

京都の大学生。
文学部で芸術について勉強しています。
好きなことは読書と音楽。アニメを見ること。あと美術館巡り。
苦手なことはLINEの返信です。送ったあと心配になっちゃうタイプの人です。
内向型の人間がサバイブする方法をいつも考えています。