

就活必須アイテム!就職四季報の活用術①
就職四季報、あなたは本当に使いこなせていますか?
作成日:2015年11月19日 更新日:2019年12月11日
ざっくり言うと
- 就職四季報とは
- 押さえておくべき3つのポイント
- ブラック企業も見分けられる?!
はじめに
就職活動には欠かすことのできない
「就職四季報」、皆さんはご存知ですか?
「企業の情報が載っている分厚い本のこと?」
「知っているけど使い方がわからない…」
という方も少なくはないでしょう。
実はこの就職四季報、
就活成功につながる重要なアイテムなのです!
そこで今回は、
「就職四季報の活用術」について、
詳しく説明します。
就活四季報とは
就活四季報は、
「欲しいのは、"宣伝"じゃない、"ホント"の情報」
をキャッチコピーに創刊された就活情報誌です。
「就職四季報」は、企業から掲載料は受け取らず、
中立的な立場で書かれた客観的なデータである
ということから、このキャッチコピーが付けられました。
また、これは客観的情報であるため、
会社を徹底的に比較するのに役立ち、
企業研究を進めていけば、自分に合った会社が見え
自己分析につながります。
また、
この就職四季報は以下のように
「総合版」「女子版」「優良・中堅企業版」の
3種類が存在します。
これらの内容は、企業理念や売上、平均年収などの
基本的な情報はもちろんですが、その他にも、
▶︎採用数
▶︎3年後離職率
▶︎採用プロセス
▶︎年平均の有休消化率
▶︎ES通過率
▶︎配属勤務地、
▶︎配属部署
▶︎昇給率
▶︎特色・記者評価、
▶︎平均残業時間男女別従業
▶︎員数
▶︎平均勤続年数など、
人事に直接聞きたくても聞けない情報が
盛りだくさんです。
特に“記者評価”の欄は、マイナス情報も含む
客観的な取材内容が記載されているので、
注目してみると良いかもしれません。
以上のことから、「就職四季報」に
どのようなことが記載されているか、
理解することができたと思います。
それではこれから、
おさえておくべくポイントや
具体的な活用方法をお伝えします!!
おさえておくべき3つのポイント
「就職四季報」を利用するにあたって、
おさえておくべきポイントが3つあります。
①「自分は何を重要視して就職をするのか」を考える
人によって就職をするときに
重要視する視点は異なるはずです。
そこでまず、
自分はどのような点を重視しているのか、
これだけは譲れない!ということは何なのか
を考えてください。
その中で、自分が最重要視することを
あらゆる業界・企業で比較してみましょう。
Ex)給与、待遇、勤務地、残業、有給はとれるか…など
②「採用数」をチェックしよう
ページ上部に修士・大卒採用数という欄があります。
これをチェックすることで
わかることが3つあります。
・採用数が少ない(もしくは減少している)
会社は、業績不振なのが一般的。
・採用数が多い(もしくは増加している)
会社は、業績がよく、社内も明るい可能性が高い。
採用人数が少なければ、
どうしても狭き門になってしまうが、
同じ業界の会社でも採用人数が多いようなら、
多いほうが入れる確率が増す。
ということです。
これは、
志望企業や業界が定まっていない学生でも
研究することができます。
③「3年後の離職率」をチェックしよう
“30%以上は要注意!! ”
厚生労働省によると、大学新卒者の
3年後離職率は約30%と言われています。
これも同業他社を比較することで、
高い低いの目安がつきます。
また、
「NA」(=回答拒否)
と表記されている会社もありますが、
これも要注意です!!
「3年後離職率」が高いことを自ら認識し、
それを隠している能性が高いためです。
もしそのような場合に遭遇したら
「平均勤続年数」、
「平均年齢」をチェックしてみましょう。
「離職率」がわからない会社は、
この2つから推測することができるのです。
ほとんどの場合、「離職率」が高いために
「平均勤続年数」や「平均年齢」が
短かったり、低かったりしています。
膨大な情報が記載されている
「就職四季報」ですが、
これをおさえれば四季報の活用法は完璧です!