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【業界研究】不動産業界街づくりに関われる魅力と業界の実態とは??

文系でもモノづくりに関われる?!不動産業界の魅力とは?

業界・企業研究

作成日:2015年12月29日  更新日:2019年12月11日

ざっくり言うと

  • 不動産業界とは
  • 業界の魅力とネガティブ要素
  • 業界の現状と課題

はじめに

業界研究をする上でよく考えなければいけないのは、その業界の可能性です。

市場規模はどのくらいで、年度別の伸び率はどのくらいなのか。そして、今後伸びていくかを調べましょう!

不動産業界とは?

市場規模は10.8兆円で、過去5年の伸び率は1.1%です。(2014年)
図からもわかるように、かなり大きいですね。これだけの市場規模であれば、かなり大きな仕事ができます。


次は、ビジネスモデルについてです。「不動産業界」といっても、ビジネスモデルは多種多様に存在します。そこで、まずは不動産を取り巻く主要な事業領域を5つに分けて紹介します。

不動産開発事業
デベロッパーとも呼ばれています。土地を取得して、そこにオフィスビルや商業施設、分譲マンションなどを開発。開発後に販売することや、賃貸に出すことで収益を上げます。

不動産賃貸事業
アパートやマンションなどの集合住宅やビルを所有し、企業や個人に貸し出します。入居者からの賃料が収益になります。開発業や管理業が兼務しているケースも多くあります。

不動産流通事業
「売りたい」「購入したい」というニーズの間に立って(仲介)、双方のニーズをコーディネート、取引をまとめていく事業です。売却側と購入側で契約が成立した場合に得られる仲介手数料が収益になります。

不動産管理事業
ビルや商業施設、マンションなど、既存の建物のオーナーから委託されて、設備のメンテナンスや清掃などを実施します。不動産の機能や価値を維持向上させるビジネスです。

不動産投資事業
不動産が生み出す収益を証券化し、投資家から集めた資金でビルや集合住宅を購入・運用。賃料収益や売却益などを配当します。投資家から得る手数料が収益になります。

主な仕事内容

主な仕事としては下の3つが挙げられます。

営業(販売営業、売買仲介、賃貸仲介、法人営業)
不動産業界で最も人数が多い職種です。営業の中でもマンションなどの販売営業、売買仲介、賃貸仲介、法人営業など多岐に分かれます。一般的に、新入社員は営業に回されるケースが多いようです。なお、国家資格である宅地建物取引主任者を持っていると資格手当などがつくなど優遇されるケースもあります。

企画・開発(仕入れ、企画、開発)
企画・開発ではマンションやビル、分譲住宅、市街地開発等の企画開発を行います。土地の取得から企画開発、プロジェクトの推進、建物竣工、引き渡しまでの一連の作業を企画・開発します。

管理(ビル管理、マンション管理)
管理では日々のビルやマンションの維持・管理をはじめ、トラブルへの対応、テナントの誘致、修繕工事の企画・実行、将来的な管理運営の開発などを行います。大手ではグループ内の専業の管理会社を持っている場合もあります。

業界の魅力とネガティブ要素

魅力
・営業は「高額歩合」が支払われます。月にして100万円の給料は珍しくありません。色々な人との出会いも魅力的ですし、顧客とも深く関わりますので、色々な人生ドラマを見る事ができます。
・デベロッパーでの開発・企画では街づくりなどの大きな仕事に取り組むことができる。

ネガティブ要素
営業は毎月稼げるわけではありません。売り上げのない月は固定給(最低保証の月給)20万円程度ですので、長く続くと生活ができません。
独身なら、なんとかなっても、家族を養う人は惨めです。ノルマが達成できない時は、かなり厳しい立場になります。不動産の顧客は「一生に一度」の取引客がほとんどです。今月に初めて会った顧客と契約。来月は来月に出会う人と契約・・ですので、予定が立ちません。

業界の現状と今後の展望

2020年に東京オリンピックが開催されることや、アベノミクスによって景気が上向いていることから不動産業界は伸びています。外国人投資家が東京のマンションを投資対象としていることからも潤っていることがうかがえますね。

では、2020年以降はどうなのでしょうか?
今後、日本の人口は減少していくことは明らかですね。それに加え、日本のGDPが急激に伸びて不動産需要が増えることもなさそうです。
国内の不動産需要は減少していき、業界内のIT化が進むことが予測されるので業界内の競争は激しくなるでしょう。

おわりに

三菱地所や三井不動産などの人気企業が多い不動産業界。内定をもらうには業界研究と会社研究を徹底的やる必要がありそうですね!

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