

そのリーダーシップは重要視されない?正しいリーダーシップアピール法
学生と企業が考えるリーダーシップは、認識がかなり違う!?
作成日:2016年08月13日 更新日:2019年12月11日
ざっくり言うと
- 正しいリーダーシップアピール法
- 面接官が知りたいリーダーシップとは
- 面接で使える!
はじめに
面接でリーダー経験はありますか?
なんて質問をされることが多いです。
しかし、学生の考えるリーダーシップと
企業が考えるリーダーシップとでは、
認識がかなり違います。
そこで今回は、
【正しいリーダーシップアピール法】を
ご紹介します!!
就活生の考えるリーダーシップとは
「サークルで代表を務め、組織をまとめました」
というように集団を仕切ることができること
=マネジメント能力
をアピールする就活生が多いです。
サークルなどで代表を務めた経験を持つ就活生は
そんなに多くありません。
そのため周りと差別化できるアピールポイントで
あると思い込んでしまうのです。
しかし、それでは肩書きの説明になり、
自身について面接官に伝えることができていません。
面接官が知りたいリーダーシップとは
面接官は、あなたがリーダーという役職を務めたことを知りたいのではありません。
①目的意識
面接官は
「どのような目的でそのような事をしてきたのか」
という目的意識を知りたいのです。
それは、
・自分なりの目的を持ちそのために行動しているのか
・常に当事者であるという意識を持っているかどうか
を判断したいからです。
②調整力
メンバー同士の対立や意見がまとまらないときに
双方を落ち着かせて場をまとめるのも、
リーダーの役目の1つです。
しかし、メンバーからの信頼がないと
組織をまとめることができません。
つまり、面接官は、メンバーの1人1人と
きちんとコミュニケーションを取り、
信頼関係を築きながら組織をいい方向に
導く力を評価しています。
③責任感
面接官は、周りが嫌がることでも
率先して取り組む責任感を見ています。
責任感とは、すぐに身に付くものではありません。
仕事において「これは私の仕事ではない」という人は
周りから信用されないのと同様に、
責任感とは当事者意識そのものなのです。
④牽引力
組織のリーダーには、
【周りの人たちを巻き込む力】が必要です。
きちんとメンバーで目的共有をして、
同じゴールに向かい努力するよう仕組む牽引力は
組織で働くビジネスパーソンにとっても、
非常に大事な力の1つです。
⑤課題解決力
目標達成のために解決策を提案する事もリーダーの
役目です。そのためには視野を広く持ち課題を
解決する必要があります。
さらに、その課題を解決するには、目的を
明確化し現状と照らし合わせる必要があります。
その過程において、自分の認識を軌道修正しながら、
常に課題を「正しく」認識すること
が重要となってきます。
何が課題であるのかが分かれば、
知識や情報などを用いながら
問題を解決していくということになります。
これらのことから
【メンバーとの信頼関係をうまく構築し、
周りの人たちを巻き込むことができる】
のがリーダーシップであると言えます。
では、どのようにリーダーシップをアピールすれば良いのか?
上の流れに沿って、この6点をおさえましょう!
①どんな目的意識で取り組んだのか
どれぐらいの規模の何の団体のリーダーだったのか、
団体の中でどんなリーダーだったのか
グループの人数を含めて具体的に伝えましょう。
②どんな課題を解決しようとしたのか
③どんな手段で課題を解決しようとしたのか
人を動かすための具体的な工夫を入れましょう。
過程の苦労をしっかり伝えることが重要です。
具体的な数字を交えながら説明しましょう。
④なぜその手段を選んだのか
何をどう考え、行ったかを伝えましょう。
⑤結果どうだったのか
課題に対してどのような成果を得たのかと
そこから何を学んだのかが重要視されます。
⑥それをどのように仕事に活かせるのか
面接官にとって重要なのは
「この就活生を採用したら、
自社の役に立つかどうか」
です。
自分の役割や魅力を伝えたら、次に、
あなたの能力がどう役立つかをアピールしましょう。
注意点
実際、「リーダーシップ」は評価されやすい
アピールポイントではありますが、
それは本当にその人がリーダーシップを
持っている場合に限ります。
「企業が評価するから」という理由で無理やり
リーダーシップをアピールする就活生が多いですが、
その場合アピールしている長所と
エピソードがちぐはぐになってしまい
面接官からの評価を落とす可能性があります。
【自分の本当の強みをアピールすること!】
⇒以下の3つの視点で、
自分にリーダーシップがあるか再度確認を◎
•絵を描く(Vision)出典 http://touch.allabout.co.jp/gm/gc/296360/2/
•動機づける・心に火をつける(Inspire)
•実行する・やり遂げる(Practice)
私の過去の経験をこの3つを視点に考えてみると、こうなる。
•絵を描く(Vision)…ビジョンの共有・認知を果たせていたかどうかを考えると、できていない。
•動機づける・心に火をつける(Inspire)…チーム全員をヤル気させることができたかどうかは、かなり「?」だ。
•実行する・やり遂げる(Practice)…いつも実行・成果ありきで考えがちだったので、この力はあると自負している。しかし、管理者である以上、強行突破で実行及び結果を出すことは可能。
むむぅ。どうも私にはリーダーシップは欠落しているようだ。つまり、「サッカーチームを優勝させた」「大学祭を成功させた」「居酒屋の売上を伸ばした」ことで、リーダーシップを必ずしも証明はしないことが分かる。
おわりに
リーダーになるのは一部の人間だという考え方では、
企業から求められる人間にはなれません。
常に全員が自分はリーダーである
という意識を持つことで、
高い成果を出せる組織になるのです。
成し遂げた課題の規模の大小は
面接官の評価に影響しないので、
自分がしっかり考えて取り組んだことを
うまく伝えましょう!
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