知っていますか?文系と理系の就活の違い
文系と理系ではこんなにも就活に違いがある!
2016.09.30
ざっくり言うと
- 文系の就活では人間性を重視される
- 理系の就活では推薦を使うことができる
- 文系理系の就活にかける時間の差とは?
はじめに
「文系でも理系でも大卒なら同じだろう」
という考えは誤りです。
文系と理系では就活も違いますし、
就職してからも大きく異なります。
それでは、
文系の就活と理系の就活の違いとは
一体何なのでしょうか。
文系の就活
①大学の勉強が直接仕事に役立つわけではない
たいていの場合、
大学で学んできたこととは関係のない業界へ就職し、
その業界のことを一から勉強しなくてはなりません。
そのため大学の勉強をアピールするには向きません。
経済学をやっていたとしても、
入社すると関係がない場合が多いです。
②人間性重視のアピール
文系の就活では、
【熱意】
【人柄】
【コミュニケーション能力】
等の曖昧なものをアピールしなければなりません。
「即戦力」や「今すぐ役立つ人材」ではなく、
「将来性バツグン」
というように自分をアピールしなければならないのです。
③スキル
文系は就職のために勉強してきた訳ではありません。
就職してから役立つスキルはほぼゼロです。
文系の就活は、
「今」ではなく「将来」のために会社に投資をしてもらうのです。
他の就活生に打ち勝って内定をもらうためには、
大学の勉強ではなく、
自分の将来性を示す必要があります。
④人気企業に文系学生が集中
人気企業には文系の就活生が集中し、
ライバルが増えて就活戦線は厳しくなります。
メーカーやインフラでは、
何千人、何万人という就活生が
たった30人の席を争うことになるのです。
理系の就活
①採用方法の違い
理系専用の筆記試験や会社説明会があります。
ESの設問も、研究内容を書く欄が大きめにとってあります。
また、技術面接というものがあり、
3~10分程度で大学での研究内容を発表したり
技術的な知識を問われたりします。
②大学の勉強が仕事に直結する
理系は文系と違い、
大学で学んできたことが仕事に直結します。
入社してすぐに設計部や生産管理部などに配属されるため、技術的な知識、能力が備わっているかどうかが重視されるのです。
③推薦を使うことができる
文系とは違い、理系の就活の場合は
研究室に求人票や、推薦が届きます。
理系は教授にさえ認められれば
推薦を使うことができ、教授の力で
・ 大企業に入社できる
・ 面接が免除される
等の様々な恩恵を受けることができます。
しかし、推薦というメリットを受けるには、
・ 有名大学であること
・ 教授が大企業と繋がりがあること
が条件になってきます。
④就職しやすい
有名大学でない場合でも、
理系だとスキルがあるので
即戦力ほどではないにしても、
企業が理系に内定を出すには
十分な理由があります。
同じ大学の文系に比べて
有名企業、優良企業に就職しやすい
ことが理系の就活の特徴です。
文系と理系の違い
<就活の難易度>
文系は通常3回の面接を受けて
ようやく内定を得るのに対し、
理系の面接は1回~2回程度です。
文系が「学生時代頑張ったこと」を考えている間に、理系は研究成果を発表し、 また大学の研究に戻るのです。
<就活にかける時間>
理系は文系に比べ、
就活にかける時間が圧倒的に短いです。
理系は基本的に自分の研究と同じ業界しか
志願することができません。
そのため1つの業界で推薦を持って行き即内定、
そうでなくても1つの業界で数社受ければ、
どこかからか内定をもらえるのです。
おわりに
いかがでしたか?
理系なら理系の、文系なら文系の
アピールポイントを理解し
自分を高めていきましょう!