

逆質問は【平等なチャンス】活かせ!グループ面接通過はここで決まる!
就活生も就活準備中の学生もどんと来い! 面接の意図と合わせて逆質問を徹底攻略。 読んで損はさせません!!
作成日:2017年08月10日 更新日:2019年12月11日
ざっくり言うと
- 逆質問は、
- ズバリ正解は ”無難な切り返し” or ”適格な質問”!
- 大事なのは
はじめに
8月ももう半ば!!
18卒では内定を賭けての就職活動も、上手く
いっている人と上手くいかない人で、既に結果
という形で差が明確になったと思います。
一方19卒の方も、インターンの選考が本格化
し、書類選考を通過してグループディスカッシ
ョンや面接を予定する人が出てきた頃と思いま
す。
そこで今回は、面接で最後にほぼ必ず問われ
る、「なにかご質問はありますか?」への切り
返し。
通称"逆質問"についてまとめてみました!!!
企業の狙いや逆質問の対処法を、この時期に
もう一度きちんと確認していきましょう!!!
1.まず逆質問とは?
はい、ではまず最初に、逆質問とは何か、
ここではっきりさせておきます。
逆質問とは、面接において企業が学生に、
「何か質問等はありますか?」と、
質問を求めて来ることです。
企業が選考活動の一環で学生に質問をする
はずの面接で、学生が逆に質問するから、
逆質問と呼ぶわけです。
ここでの企業の狙いは大きく2つ。
まず1つは、焦ってズレたことを質問する
ような"地雷学生"でないか、ふるいにかける
ため。
二つ目は、社会で必要な能力である、
"質問力"と、質問に必要な"事前情報収集力"
を持っているかを測るため。
一つ目、地雷学生を避ける、という理由です
が、これは 面接が選考として終盤に差し掛か
っていることに起因します。
つまり、それまでの書類選考やグループディ
スカッションを通して、面接の段階で、残って
いる就活生全員が優秀であることは既に分かっ
ているわけです。
よって、企業がここで最も落としたい学生は
「優秀だけど社会人として相応しくない学生」
となります。
たとえば、ここで「給料」や「労働時間」
などの待遇面を質問する学生がたまにいます。
しかし面接とは、企業に自分を売り込む営業
であるのが現実です。
就活をする際、待遇面は誰しも考えることで
すが、これは表には出さずにいるべき事柄であ
り、そのことは誰もが分かっています。
正直言って綺麗事ですが、面接が営業である
以上、採用してもらえるかどうかの瀬戸際でそ
れを出すのは、判断として間違っていると言わ
ざるを得ません。
それに、選考の段階でまだ一緒に働くと決ま
ったわけでもない部外者に、内部事情を馬鹿
正直に話してくれるでしょうか?
正しい情報が得られる確証がない上に印象が
悪くなるとなれば、待遇面に関する質問は百害
あって一利なし。デメリットのみの選択です。
少しでも印象を良く、良い学生として覚えて
もらう。
これが面接で目指すべき最良の結果です。
そこに至るまでの選考を頑張ってきたのであ
れば、ここでこそボロを出さずにいるべきでは
ないでしょうか?
疲れや迷いがあるかもしれませんが、今一度
ここは冷静になって、うかつな質問は避けるよ
うにしましょう。
そして理由の2つ目。
質問力と事前情報収集能力を測る、ですが、
これは単純に、企業への志望度が測られている
という事です。
学生に質問の機会がわざわざ用意されるとい
うのは、貴重なチャンスです。これを見逃さず
的確な質問が出来るかどうかで、それを判断す
るわけです。
的確な質問をする際に最も必要なのは、事前
の情報収集です。
企業のホームページやパンフレット、説明会
など、企業が提示した情報を確認していないと
きちんとした質問はできません。
そして、それらの事前準備は、就活に本気な
学生ほどちゃんとやりますし、やる気のない
学生は当たり前のようにサボります。
つまり企業は「逆質問で何を聞いてくるか」
というのを、その学生が内定をどれだけ欲しが
っているかという指標に使うことができる
わけです。
2.逆質問は、無難な切り返しか的確な質問で!
では、実際にどう質問するのが正解なので
しょうか?
先にはっきりさせておきたいのは、
逆質問の正解は企業や面接官によって変わる
ということです。
いかな面接官と言えど、結局は人間です。
マニュアルがあったり、判断のポイントを
上から指示されているとはいえ、学生を見る
際の判断基準が面接官によって異なることは
明白です。
それが最もわかりやすい形で現れるのが、
「入社への熱意を語る」という選択です。
就活セミナーや本などによっては、
逆質問では絶対に熱意を語るべきだという
場合がありますが、一概にそうとは言えま
せん。
面接官が理知的な振る舞いを求めている
場合、「なにか質問はありますか?」と
問われた学生が「自分が入社した際には
これこれこういうことがしたくて~」と語る
のは、文脈的に明らかにおかしいので、コミュ
ニケーションがとれない学生と判断されかねま
せん。
反対に、熱い気持ちをぶつけられて感化され
る方もいらっしゃるでしょう。
このように、逆質問で熱意を語るのはギャン
ブルじみた部分があります。
選考も大詰め、確実にパスしたい面接で運に
身を任せるのは、リスキーです。
そこで私が皆さんにオススメしたいのは、
「無難な切り返し」か「ちゃんとした質問」
の2種類を用意しておくというものです。
まず、両方に共通するのは、最初に
「ホームページなどで調べたのですが……」
という文言ではじめ、答えを貰った後は
「ありがとうございます」で締めることです。
前者は前述の、事前の情報収集をきちんとして
いるとアピールするための文言です。
この一言があるだけで、その後に喋る内容が的
外れでない限り、その内容が補強されます。
後者は、お礼を言う事で礼儀がきちんとしてい
る印象を与える目的があります。
プラスマイナス0で終わる面接は失敗も同然。
良い評価を与えた人が採用されるのです。
ではまず「無難な切り返し」について説明し
ます。
ここで言う「無難」とは、汎用性が高いとい
うことです。多くの場面で使える、半分正解と
もいえる受け答えになります。
ここでは3つ、例文をあげます。
1 「可能な限り御社について調べたのですが今は特に質問はありません。後日また不明な点が出て来ましたら、改めて質問させていただいてもよろしいでしょうか?」
お手軽さで言えばトップクラスでしょう。
時間が無くて企業研究できなかった場合なん
かに役立ちます。
その場をやり過ごしつつ、必要になったら後
からでも動きますよ、と意欲もほどよくアピー
ルできます。
2 「内定をいただいた場合、入社日までに知っておいて欲しいことや勉強しておいて欲しいことはありますでしょうか?」
これもお手軽さではトップクラスです。
しかしイントネーションに気を付けないと、
既に内定を貰った気でいる生意気な学生と受け
取られかねないので、あくまで爽やかに、意欲
のある学生として振る舞いましょう。
3「業績や成果は、どの程度評価して頂けるのでしょうか?」
なかなか挑戦的な質問ですが、出世競争の激
しい企業では評価してもらえる可能性がありま
す。企業はほぼ必ず同業他社との生存競争に晒
されているので、闘争心の強い人材は評価され
やすいです。しかし周囲との協調性に評価軸を
置く社風の企業もあるので、この質問に限らず
グループディスカッションなども含めて、あま
りに傲岸不遜な態度は避けるべきでしょう。
この世のほとんどの仕事は、自分一人だけで
は完結しないのもまた事実ですから。
お次は「的確な質問で返す」ことについて。
はっきり言っておきますが、これが選択肢と
して最良です。
何故なら、就活生が面接で達成したいのは、
「穏便に済ませて無難な評価を貰うこと」では
なく、「優秀な人材として高評価を貰うこと」
だからです。
それに、事前の情報収集をきちんとやってい
る場合、質問は2つか3つ、必ず思いつけるも
のです。
何も質問がない場合は研究不足だと自覚すべきです。
無論、学生にも時間や労力に限界があるわけですが、第一志望の企業に臨む際などは、絶対に疎かにすべきではありません。
質問が無い場合は、なにか有力な情報を見落としてないか、再度調べて見ましょう。
これに関しては、企業のIR情報などを参考にすることをオススメします。
IR情報とは、企業が投資家向けに公開している情報のことで、数年分の業績やこれから先に予定している中長期計画も知ることが出来ます。投資家に向けた情報なので信憑性が高いですし、まとまった情報量もあります。
よっぽどのことが無い限りは、志望する企業のIR情報は必ず確認すべきでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
面接とは、無難にやり過ごすものではなく、高評価を貰う為に臨むものです。
その場で機転を利かせて上手い返しを出来る人が評価されると思われがちですが、礼儀や事前準備の徹底こそが勝敗を分かつ最大の要因です。
しっかりと準備をして、逆質問もろとも優秀な学生として面接を攻略しましょう!!
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