【大手メーカー人事に聞いた】業界・企業研究するためには何の情報を見ればよいか
業界研究・企業研究はこれさえ見れば大丈夫!自信を持ってお教えします。
2015.05.19
ざっくり言うと
- 自分にとっていい会社とは何?
- 業界・企業研究の情報源とは
- 各情報源のメリット・デメリット
はじめに
「自分はどの業種に向いているんだろう」
「あの業界って実際今後伸びるのかな」
こういった疑問は
多くの学生が抱えていると思います。
でもこれって当たり前ですよね。
まだ社会に出て働いたことがないわけですから。
私も学生の頃、就活を始める前は
業界・企業に関する知識は皆無でした。
まだ業界・企業研究に
ほとんど手をつけていないという人
なんだかいまいちピンと来ない人のために
今回は
業界・企業研究のやり方を一から説明します。
自分にとっての「良い会社」とは?
毎年学生には業界・企業研究をする前に、
まず自分にとっての【良い会社】を
考えて欲しいとアドバイスをしています。
自分に最適な業界・企業を知ることが
業界・企業研究の目的だからです。
しかし、
これには絶対的な解答があるわけではないので、
考えても埒が明かないと思います。
そこで、私の長年の経験から考えた、
「良い会社」の定義
をお伝えしておきます。
それは、
→【夢】の実現のため、
共感できる【企業理念】【ビジョン】の下、
気の合う【経営者】【仲間】と共に、
自分の【やりたいこと】が良い【環境】【条件】
で実現できる会社のことです。
業界・企業研究の進め方
各情報源の長所と短所
【①日本経済新聞】
○幅広い業界の最新動向が知れる
○伸びる業界、勢いのある業界を知る
○面接時の時事問題に対応できる
×業界ごとに記載されていない
×企業の詳細な情報は把握できない
【②業界地図】
○約100の幅広い業種を知れる
○大まかに業界の商流が分かる
○数字で客観的に比較可能
×大手の会社しか乗っていない
×数字の情報が少ない
【③就職四季報】
○採用に特化した情報を掲載
○同業他社のデータを横断比較可能
○選考の対策が明確になる
×情報の開示度にバラつきがある
×条件だけに目が行きがち
【④会社四季報】
○各企業の昨年の業績がわかる
○大まかな財務状況が把握できる
○同業他社との業績の比較が容易
×上場企業しか情報が無い
×新卒採用していない会社もある
【⑤決算短信】
○より詳細な決算情報の記載がある
○部門ごとの数字が出ている
○昨期の反省、今後の展望の記載
○他の人が見ないので、差がつく
×馴染みがなく、とっつきにくい
【⑥有価証券報告書】
○決算短信よりさらに詳細な情報
○選考が進むほど役立つ
○決算短信より信頼性が高い
×最新版が開示されるのが遅い
×情報が多すぎる
おわりに
いかがだったでしょうか?
業界・企業研究をしっかりすることも大事ですが、
それプラス自己分析もすることで、
自分に合った会社を見つけることができるので、
ぜひ業界・企業研究と同時に
【自己分析】にも力を入れてみてください。