16卒の就活体験から学ぶ総合商社など解禁日のリアルな就活の様子を大調査!!
解禁日には関係なく動く企業も多く、業界によって就活の進み方は違うので注意が必要です。
2015.08.03
ざっくり言うと
- 総合商社は経団連の指針を守っている
- 解禁日前に内々定を出し、拘束目的の懇親会を開く企業も
- 面接解禁日に内定が出て、解禁日に就活が終了するケースも
はじめに
経団連の定める選考開始日、8月1日をついに迎えました。
1日はきちんとした選考開始日、それとも内定が貰え就活が終わる日だったのでしょうか。
8月1日の就活生の様子を調べてみました。
総合商社の面接を1日で3社を受ける
Aさんは総合商社7社の書類選考、筆記試験を通過しており、1日は9時、11時、13時と2時間おきに商社3社の面接が入っていた。1社目は個人面接、2社目は集団面接、3社目は個人面接を受けた。出典 College Cafe by NIKKEI
「面接の内容は他社の選考状況や志望度を聞かれることもなく、ごく普通の面接でした。
ただ1社だけ、学生によって個人面接と集団面接に分かれていたので、そこはもしかしたらすでに選考を進めていたのかもしれない」と語った。
その日のうちに2社から選考通過の連絡が入った。「1社は落ちたと思う。掲示板にはその日のうちに連絡が来たと書いてあったので......」。Aさんは翌2日にも商社2社の面接を受けており、3日以降は2次面接の選考が続く予定だ。出典 College Cafe by NIKKEI
総合商社は経団連の定めた指針を守り8月1日から面接を開始してたようですね。
では、他の会社の様子はどうでしょうか?
面接ではなく懇親会に
私立大学のBさんは1日午後、都内の大手企業の本社ビルを訪れた。Bさんにとっては第一志望群のうちの1社となる。しかし、Aさんの顔に緊張の色はない。出典 College Cafe by NIKKEI
なぜなら、今から参加するのは懇親会で、面接ではないからだ。
すでに、「面談」という名の面接は終了しており、面談終了後には「8月1日の面接を受ければ内々定」と言われていた。しかし、7月下旬の企業からの案内は「面接」ではなく「懇親会」に変わっていた。
懇親会の冒頭に採用担当者が学生たちに向かって、「皆さん、合格おめでとうございます!」と語りかけた。内定という言葉は使われないものの、事実上の内々定が出た瞬間だった。出典 College Cafe by NIKKEI
その後は、社員の話を聞く、グループワークをする、軽食が出るなど、学生を拘束するためとしか思えないプログラムが続いたという。
その会社からは「入社承諾書」などの書類提出を求められることもなく懇親会が終了し、次回の懇親会の予定を告げられたのみだった。
就活解禁日に内定獲得
私立大学のCさんは1日の午前中に金融機関の面接を受けた。出典 College Cafe by NIKKEI
企業側からは「重要な面接になるのでぜひ来てほしい」と言われていた。もともとその会社は第一志望だったために、先に面接の予定が入っていた他社の面接時間を変更してもらって面接に向かった。
約15分の個人面接では一般的な質問をされた後、「うちが第一志望か?」「内定を出したら入社するか?」という質問があり、Cさんは迷わず「はい」と返事をした。すると、「午後にもう1度来てほしい」と、2回目の面接を設定された。出典 College Cafe by NIKKEI
この日2度目の訪問となった午後の面接では、特に質問などはなく「握手で終わった」という。帰宅後は翌日に予定されていた面接をキャンセルし、これでCさんの就職活動は終了した。出典 College Cafe by NIKKEI
おわりに
上記の様子が2015年8月1日(16卒)の就職活動です。
解禁日の1日で就活を終えた学生もいますが、これから本命企業の選考が始まる学生も多くいまする。
経団連が就活の早期化、長期化の歯止めを目指してできた新スケジュールでしたが、今年の就職活動はまだまだ続くようです。
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