最近流行っている??コンピテンシー面接とは!
コンピテンシー面接、あなたは知っていますか?
2015.09.03
ざっくり言うと
- コンピテンシー面接とは
- コンピテンシー面接の意図
- コンピテンシー面接の対策
はじめに
エントリーシートの選考が通過すると、
面接が始まります。
企業で多く取り入れられている
面接方法をご存知ですか?
事前に面接の形態を知っておくと、
どういったことを質問されそうか準備もできます。
現在主流となっている
「コンピテンシー面接」について
見ていきましょう。
コンピテンシー面接とは
コンピテンシー面接とはなんでしょうか。
以下の具体例をみてください。
面接官:「学生時代一番頑張ったことは何ですか?」
学生:「テニスサークルの運営です」
面接官:「あなたはそのテニスサークルに
どのように関わり、
どんな成果を上げましたか?」
学生:「サークルの代表として、
新入生の勧誘を成功させました」
面接官:「どのように成功させたんですか?」
学生:「SNSやビラの使い方を工夫しました」
面接官:「具体的にどう工夫したんですか?」
学生:「(詳細を話す)」
面接官:「そのなかで何がたいへんでしたか?」
学生:「(詳細を話す)」
・・・・
このように面接官は学生に対して
「なんで?どうして?」と深堀りしていきます。
1つのポイントに対して詳しく深掘りしてくのが
コンピテンシー面接の特徴です。
そもそもなぜやるのか
一般的な面接で面接官が優秀だと判断し、
採用した学生が、成果が出せないケースが多発し、
配属先の部署から人事部にクレームが入ることが、
多くの企業で発生しました。
このような状況への対応策として導入されたのが、
コンピテンシー面接です。
入社倍率が数十倍以上と言われている企業では、
現在コンピテンシー面接が主流の面接方法になっています。
攻略するためには
面接官が深堀りするなかで見極めたいことは以下の5種類に分けられます。
①価値観
「なんでそれをしたかったのですか?」
「行動する上でなにを大事にしていました?」
などの質問から、
会社の雰囲気にあっているか、
仕事内容に満足できるかを判断します。
②取り組み方
「最初にやったことはなんですか?」
「どんな工夫をしました?」
などの質問から、
どのように結果を出したかを聞き、
ロジカルな能力があるかを判断します。
③どれだけ必死になれるか
「なにが一番大変でしたか?」
「やめようとは思わなかったんですか?」
などの質問から、
会社できつい仕事を与えられた時に
諦めずにやりとげられるかを判断します。
④学生の強み
「その行動において生かされた強みはなんですか?」
「その強みは他の場面ではどう生かされましたか?」
などの質問から、
その強みは自社で生かせるか、
自社に必要な人材かを判断します。
⑤なぜこの会社か
「なんで他社じゃなくてうちの会社なんですか?」
「それなら○○会社でもいいのでは?」
などの質問から、
本当に自社に関心があるのかを判断します。
金融業界などの同業他社が多い企業で、
聞かれることが多いです。
面接官がこの5種類の中で何を知りたいのかを考え、
それに合ったエピソードを話すことが重要です。
そのために自分自身で深掘りしたエピソードを
5つくらい持っておきましょう。
頑張ったことに対して、
「何で?何で?」と考えたエピソードを持つ事で、
面接官に深掘りされた時も慌てずに、
的確に答えることができます。
コンピテンシー面接攻略のコツ
①面接官がメモを取りやすいように話す
面接官は面接をしている時に
採用・不採用を決めているのではありません。
面接が終わった後に、
メモを見ながら比較検討して決めています。
いい答えを返しても、
メモに残っていないのでは意味がないので、
メモを取りやすいように話しましょう。
結論から話し、端的に伝えることが重要です。
②会社ごとのポイントをおさえておく
会社ごとに面接の仕方や求めている人材は違うので、
あらかじめ調べておき、
その会社にあったエピソードを用意しておきましょう。
おわりに
自身で深掘りしたエピソードを複数もっていれば、
どんな面接でも乗り越えられます。
うまく深掘りできない人は
友人とやってみてはいかがでしょうか?