インターンシップに隠された企業側の意図と学生が意識すべきこと!

「インターンは選考には関係ありません」はホントなのでしょうか?

インターンシップ 

2015.09.11

ざっくり言うと

  • インターンは非公式の選考の場であることは間違いない
  • 企業側は学生の柔軟な発想を求めている!
  • インターン期間中には普段は聞けない給与や残業までも答えてくれることが多い!

はじめに

企業はなぜインターンシップを開催するのでしょう?

多額の費用をかけ、本来の業務に支障がでる
可能性があるのに開催する必要があるのでしょうか?

企業がインターンシップを開催するのには、
しっかりとした3つの大きな意図があります。

この3つを理解すると
インターンシップに対するあなたの取り組み方が
変わることは間違いないです!!

企業がインターンを開催する3つの意図

新卒採用の下見をしたい。

②学生の柔軟な発想から新規事業等のヒントを得たい。

③企業の広報活動をして、学生の認知度を上げたい。

1.新卒採用の下見をしたい

「新卒で採用した学生のうち3割が3年で離職する」
という、企業と学生のミスマッチは解消できず、
企業にとって大きな悩みの種となっています。

そのためインターンを通じて
学生と長時間過ごすことで、
面接では見抜けない
性格や能力を見極めようとしているのです。

つまり、企業側は「非公式の選考活動」と考え
開催することが多く、優秀な人材を発掘する
スカウトの場として位置付けています。

実際インターンに参加した学生の中には、
特別選考(早期選考・内定)やインターンで
内定を獲得する人も存在します!

2.学生の柔軟な発想から新規事業等のヒントを得たい

日常では社外の人が入ることはほとんどない企業。

しかし、インターンで参加するのは
職場にいる社員より若い大学生ばかりです。

学生を指導する若手社員の
成長を促す機会になるだけではなく、
現状の課題に類似したテーマの
グループワークなどを取り組んでもらうことで、
学生ならではの若い柔軟な発想を用いて
新規事業立案等を期待している企業も多く、
働いている職員では気付けないことに
気付きをもらえる良い機会ともみています!

そのため学生が考えた案が採用されることもあり、
インターン終了後もプロジェクトに
参加させてもらえる学生もいます。

3.企業の広報活動をしたい

インターンを受け入れるときに、
企業は大学生向けサイトなどに広報をします。

また、インターンに参加した学生の口コミ等を
うまく利用し企業広報をしようとしています!

そのため、インターン期間中に
社員と学生で一緒に食事をしたり、
社員座談会・懇親会等を何度も開き、
交流の場をなるべく多く確保するだけでなく、
社員の方は仕事の楽しさや魅力だけでなく
普段は聞けない給与や残業・職場の雰囲気
休日の過ごし方までも答えてくれます。

またインターン後も「自己分析・キャリア形成」等の
セミナーをインターン生限定などに開催し、
手厚く学生の就職活動全般を支援することで、
参加者からの「~企業の⋯⋯がいい」というような
学生間の口コミでの拡散をも狙っているのです。

インターンなどその他の活動を通して、
風通しの良い社会に開かれた企業であると
広報しようとしていることに加え、
認知度を上げることで優秀な学生を
より多く集めたいという想いが感じられます。

学生がインターンで意識すべきこと

以下のようにまとめられるでしょう。

①インターンの選考に受かったからと満足せずに、
 インターン中も「非公式の選考」が行われている
 という緊張感をもって全力で取り組む。

②採用活動に関係しないと言っていても、
 選考であることを忘れない。

③インターンシップ中何度も行われる
 グループワークは本選考のGDであると思い
 一回一回で最善の答えを出せるよう努力する。

④企業側が社員との交流機会を与えてくれるので、
 存分に生かし聞きたい事は聞けるだけ聞く。
 ネガティブ要素の情報は社員の方の
 顔色を窺いつつ徐々に聞いてみるとよい。

おわりに

いかがでしたか?

企業がインターンシップを行う意図(目的)のうち
学生にとって一番大切なのは、
インターンシップが
非公式の選考活動」であることでしょう!

インターンシップに参加する際は、
企業側の視点・学生のすべきことを頭にいれて
学びの多いインターンシップにしましょう!