内定につながる エントリーシートの志望動機の書き方7のポイント

ES突破率を上げよう!

エントリーシート 

2016.08.25

ざっくり言うと

  • 突破率を上げるESの書き方!
  • 7つのポイントを紹介!
  • 意識すればだれでもできる!

はじめに

最近では、9割以上の企業が
ESを採用するようになっています。
志望者が千人単位で集まる人気企業では、
ESで第一次選考という「ふるい」にかけます。
そんな就活のかなめともいえる
ESの書き方の7個のポイントをおさえましょう!

①その企業との「出会いのドラマ」を探せ!

●企業の「なぜ?」に対して
具体的に答えることがポイント


どんな企業でも、よく聞かれるのが
「なぜ当社を志望したのですか?」
という質問です。
ESでもかなりの割合で、
このような志望動機を問う項目が登場してきます。

就活生の
人生観、
人生経験、
人生の目標、
職業観、
学生生活の様子、
長所・短所、
モットー

などがこの質問を答える中で、
明らかになります!


「学生時代に何をしてきたか」
を問い直す作業は、
一見簡単そうに思えますが
実はとても難しいことです。

しかし、深刻に悩む必要はありません!
大切なのは、「なぜ?」に対して
「具体的に」回答できるかどうか
です!!


●過去を振り返って接点を探す
では、志望動機を具体的に説明するには
どうしたらよいのでしょうか。


まず、「なぜその企業に関心を抱いたのか」
考えましょう。

そのきっかけを具体的に表現してみましょう。
「御社のことはテレビCMで存じ上げております」
という回答と
「子供のころ社会科見学で
御社の○○工場に出かけたことがあります。
そのときの印象が忘れられずに…」
という回答、どちらに惹かれるでしょうか。

「出会いのドラマ」を語れる人は、
単なる憧れで志望する人より、
好感度が数段高まるはずです。

②自分で見聞きした「印象」を語れ!

「当社にどんな印象を抱いていますか」というのも、就活でしばしば問われる質問であり、
重要なポイントです。

この質問を受けたとき、
「大変明るい社風だと思います」
「業界をリードする先駆的な企業だと思います」
といった内容しか書けないようでは、
採用担当者に関心を抱いてもらえません。


●感じた事を、自分の表現で語ることが大切

ここでも重要なのが
「具体的なエピソードに基づいて印象を語る」
ということです。


その企業の社風や理念は、会社案内やホームページである程度簡単に知ることができます。
つまり、同じようなことが他の就活生でも言えます。

あなただけのオリジナルな印象を語るには
「足で稼ぐ」ことです。
具体的に語るべきものを持ち合わせていなければ、、
積極的に企業訪問、OB・OG訪問、工場見学などを
こなしてみましょう。


【例】「次々と新製品を発表する貴社に以前から関心を持っていましたが、先日、OB訪問で貴社の○○様にお会いしてお話しを伺ったところ、新製品の営業にかけるパワーと熱意に圧倒されてしまいました。新製品を次々とヒットさせる貴社はこういう方々に支えられているのだと改めて知り、私もぜひその中で自分を鍛えたいと思った次第です」

志望先企業の印象が、
OB訪問を通じて具体的に表現できています。
これが「オリジナルな印象」です。
遠くから眺めて印象を語るのではなく、足を使って、
できるだけ志望先に接近することを
心がけましょう!!

③企業研究を怠るな!

自分で見聞きした「印象」を語ることの重要性は
すでに述べましたが、志望動機を
「印象」=「企業の見かけ」だけで
言い尽くすことはできません。

どんな事業計画を持っているのか、中長期的にはどんな展望を描いているのか、同業他社との違いは何かといった企業研究は絶対に欠かせません。
この研究をおろそかにしていると、
すでに縮小している事業部門を持ち上げてみたり、
ESは突破できても、
その後の面接でまともな回答ができなかったりと、
思わぬ結果を招きかねません。

●研究結果の中には、
「共感」を忘れずに書き込む

志望先の企業研究を進めていると、
経営理念や事業計画にたいし、
あなたが共感できる部分が必ず出てくるはずです。
その共感を覚えた部分を、
自分の価値観やモットーと重ね合わせて
志望動機の中に盛り込むことが効果的です!

【和菓子メーカーを志望する人の例】
学生時代を通じてボランティア活動を続けてきた私は、“人に心を贈る喜び”を経営理念に掲げた貴社の姿勢に共感を覚えました。ボランティアの基本は、相手と気持ちを通わせ、“ありがとう”と言ってもらうことです。私は、貴社の店舗をよく利用しますが、社員の方々は本当に親身になって接客してくださいます。貴社が急成長を遂げているのも、社員の方々が単に商品を売るだけでなく、お客様と心を通わせているからだと思います。あのすがすがしい店舗で、私も心を贈るお手伝いをしたいと切望しております。

上記の例は、
自分のボランティア体験
経営理念
足で稼いだ印象
この3つを上手に組み合わせています。


経営理念だけでなく、
企業の経営方針や新しい取り組みを
さらに専門的に研究
し、
志望動機の中に書き加えることも可能です。

④自分の経験や考えと企業の接点を探せ!

たとえどんなに有名企業・大企業であっても、
自分自身の経験や生き方と、
企業の理念や目指す方向とが食い違っていれば、
「なぜ当社を志望するのか」と思われてしまいます。

ここで問われるのは、
あなた自身の職業観や人生観、体験と
企業のつながり
です。


●無理なく志望動機が書けるジャンルこそ
最適な職場


例えば、ああたが海外旅行に何度も出かけた経験から「おいしいものに国境はない。多くの人においしいものを食べる喜びを知ってほしい」と考えているとすれば、食品メーカーや商社の志望動機としてふさわしいものです。

●いろいろな角度から接点を探そう

このように体験や興味・関心を通じた「接点」がはっきりしている場合は比較的容易ですが、具体的な体験が思い浮かばない場合には、少し頭を柔らかくして考える必要があります。

【普段からスマートフォンを使用している人の例】
私たちの日常生活をより便利に、楽しくするための技術開発に積極的な姿勢に共感を覚えました。

【何度も引っ越しをしたことがある人の例】
お客様が日本中どこへ行っても、満足して生活できるためのお手伝いをしたいと考えて、住宅業界ナンバー1の貴社を志望しました。

⑤その企業で何ができるかを語れ!

ここでのポイントは
「自分の売りは何か」
「その売り物は企業のどんな部分で、
どのように発揮できるのか」

記述することにあります。

志望動機は本来、売り込みを軸にすべきなのですが、「動機」に力点をおくあまり、
つい「売り込み」をおろそかにしがちなので
注意しましょう。


●立つ自分の能力を最大限にアピールする
重視されることは、あなたの持つ「能力」です。

「能力」には語学力、パソコン技能といった実用的なものから、リーダーシップ、積極性、粘り強さ、協調性といった「社会基礎力」など広い範囲のものが
含まれます。


注意すべき点は、
「売り物」を単に羅列するだけでなく、
能力を企業でどのように役立てることができるかを
関連付けて表現することです。


●セールスポイントは分かりやすく書く
次の2つの例文は「チャレンジ精神」を
セールスポイントにしたものです。

【悪い例】
私は未知のことに挑戦することを何よりも重視する性格です。このチャレンジ精神は、学生時代のサークル活動でも存分に発揮してきました。貴社においても、このチャレンジ精神は間違いなく役立つと確信しております。

【良い例】
2年間の留学で、世界20か国からの留学生と語り合い、文化の異なる人とも必ず理解しあえるという自信が付きました。この地震は、積極的な海外展開を続ける貴社でこそ、きっと役立てることができると確信しています。


後者の方が、良い例である理由は
・具体的なエピソードを伴っている
・企業のどの部分で役立てることができる能力なのか明確に述べられている
この2点です。

⑥やりたい仕事は何か明確に!

その企業を志望する以上、
会社に入ってどんな仕事をしたいのか
具体的に説明することが必要です。

「やる気と情熱だけは誰にも負けない」
ということをアピールしましょう!


まず、次の2つの例文を読んでみましょう。
Aは建設会社志望、
Bは衣料品小売業志望
の就活生が書いた志望動機です。

【A】建設会社の仕事は、「新しい地図を作ること」とよく言われます。私も将来は自分の手で設計図を描き、現場に足を運んで自分の手で形にしてみたいと希望しています。その希望がかなうならば、全国どこでも飛んでいき、下積みをしながら勉強を重ねたいと思っています。

【B】店長になって自分の店から新しいトレンドを発信したいと考えています。貴社では、仕入れや店のレイアウトなど、店長に大きな権限を与えています。リサーチをしっかり実施し、若者のトレンドの一歩先を行く店づくりを目標に置き、店長として自分の責任と判断で、1から10まですべての仕事を手掛けたいと思います。


この2つの文は、意気込み、仕事の具体性が
十分に盛り込まれており、
採用担当者を納得させることができる
とてもいい文です。

⑦めざす人物像を描こう!

企業は事業を興して成功させ、売り上げを伸ばし、
利益をあげることを目標に活動しています。


なので、まずは「どんな企業人を目指すか」
という目標も立て、
それをきちんと書けるようにしておきましょう。


●仕事への真剣な姿勢をアピールする
実際の記述になると、一番多いのが
「仕事を通じて私自身も成長していきたい」
といった内容です。
しかし、これでは多数の応募者の中で目立つことは
不可能です。

「自分の意見はきちんと伝えるが、相手の意見も
尊重することを、チームで働くために心がけます」
「まず”聞き上手”になること。
営業職1年目はこの課題の達成を目指し、
お客様の声に耳を傾けます」
「同僚に信頼される社員になるために、
自分で決めた目標に向かって努力を続けていきます」

こういった内容を書くことができれば、
数多くのESを読む
採用担当者の目を引くことができます!

おわりに

いかがでしたか?以上が、
内定につながる志望動機の書き方7ポイントです。


どれも意識すればだれでもできることなので
必ず実行しましょう!


内定獲得に一歩近づけること間違いなしです!