【業界研究】私たちにとって身近なゲーム業界
ゲーム業界の魅力とネガティブ要素とは?
2016.01.04
ざっくり言うと
- ゲーム業界は大きく分けて3種類ある
- ゲーム業界のネガティブ要素とは?
- ユーザーを飽きさせない工夫を常にしていく必要がある
はじめに
就活生の皆さん、業界研究は進んでいますか?
本コラムでは「ゲーム業界」についての
業界研究を紹介します。
私たちにとってゲーム業界は、比較的身近で
イメージがつきやすい業界であると思います。
就活においてもなかなか興味深い業界なので、
ぜひ参考にしてみてください。
ゲーム業界とは?
ゲーム業界は、大きく分けて、
家庭用ゲーム機、ゲームソフト、スマホゲーム
の3分野に大別されます。
近年ではスマートフォンを利用した
スマホ向けゲームが急成長。
アプリをダウンロードさえすれば遊べる
手軽さもあり、若年層を中心に
利用者は拡大しています。
業界地図
【家庭用ゲーム機】
1.任天堂
(5717億円 「Wii U」「ニンテンドー3DS」)
2. ソニー・コンピュータエンターテインメント
(「プレイステーション3」「PS Vita」)
3.マイクロソフト(Xbox360)
家庭用ゲーム機の販売台数は
796万2000台(出所:ファミ通)であり、
その国内シェアは、
▼任天堂65.1%
▼ソニー・コンピュータエンターテインメント34.7%
▼マイクロソフト0.2%
となっている。(2014年7月28日/日経産業新聞より)
【ゲームソフト】
・バンダイナムコホールディングス
(5076億円 「テイルズオブ」「太鼓の達人」)
・セガサミーホールディングス
(3780億円 「ソニック」「龍が如く」)
・コナミ
(2175億円 「ウィニングイレブン」)
・スクエア・エニックス・ホールディングス
(1550億円 「ドラゴンクエスト」「FF」)
・カプコン(1022億円 「モンスターハンター」)
・コーエーテクモホールディングス
(375億円 「デッドオアアライブ」)
【スマホゲーム】
・ガンホー・オンライン・エンターテイメント
(1630億円 「パズル&ドラゴンズ」)
・ミクシィ(「モンスターストライク」)
・コロプラ(「魔法使いと黒猫のウィズ」)
2014年はスマホゲームに注目が集まりました。
「魔法使いと黒猫のウィズ」のコロプラ、「パズル&ドラゴンズ」のガンホー・オンライン・エンターテインメント、「モンスターストライク」のミクシィを合わせた3社はゲーム「新御三家」と称されています。
(キャリタス就活2017 業界MAPより引用)
業界のネガティブ要素
ゲームソフト会社はハード性能の上昇に伴い、
ソフト開発費はどんどん上昇しています。
開発費が上がっているのに、
売上げは下がっているという状況です。
このままでは、近い将来日本のゲーム市場は
<崩壊>してしまうでしょう。
スマホゲーム業界の進展に伴って、
バンダイナムコHD,セガサミーHDほか
ゲームソフト各社もスマホゲーム業界に
参入しましたが、収益力はまだまだ低く、
ヒット作の創出が課題です。
業界の現状と課題(今後の展望)
スマホ向けゲームは今後も普及するとみられ、
ゲーム市場の7割のシェアを占める
との試算もあります。
一方で、ゲーム業界はトレンドの変化が
早いのも特徴的で、普及するときは
爆発的に普及するが、飽きられるのも早く
業績も急拡大し急降下する傾向にあります。
また、スマホ向けゲームは参入企業も多く、
厳しい競争環境となっています。
こうした傾向から、企業はユーザーを飽きさせない
工夫をするとともに、他の業界以上に新たな
サービスや付加価値を継続的に
投入する必要があるといえます。
(業界動向SEARCH.COMより)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本コラムで紹介した「ゲーム業界」は、
私たちにとって比較的身近な業界でしょう。
スマホゲーム業界は参入企業も多く
厳しい競争環境ではありますが、
ゲームがヒットしたときには飛躍的な発展を
遂げられる夢のある業界と言えるでしょう。
就活を控えた学生は、一度この業界の
会社説明会に足を運んでみてはいかがでしょうか?
(キャリタス就活2017 業界MAPを参考)